2022年5月7日土曜日

伊江島のタッチュー(城山)に登ったのに・・・ 泣

 


 遠くからでも目立つ山。

 沖縄本島北部、本部半島の先に浮かぶ伊江島の城山(ぐすくやま)。タッチューです。

 古くから航海の際の目印とされてきたそうで、島では信仰の対象でもあります。
 せっかく伊江島に来たからには、その城山に登らなければ。




 標高は172㍍。まあ、楽勝とまでは言わないにしても、これくらいならね。というわけで出発します。



 と思ったのですが、結構急な石段が続き、息が上がります。こんなはずじゃなかった。

 途中、人とすれ違うと、お互い慌ててマスクを付け直すのは今風で笑えます。



 やっとの思いで辿り着いた山頂からは、360度の絶景が臨めるはず。



 曇りじゃん(泣)




 歩いている途中は、木々に覆われてよく見えないし、途中日も差してきたので期待してたんすけどぉ~



 山頂には、白っぽい岩石が露出しています。城山は、チャートと呼ばれる堆積岩からできています。

 チャート(角岩)とは、主成分の二酸化ケイ素を持つ放散虫・海綿動物などの動物の殻や骨片が海底に堆積してできた岩石で、非常に硬く層状をなすことが多いそうです。

 




 はぁ~ まあ、島に着いたときから曇りっぽい天気だったし、まあこんなものか。

 いや、これくらいの天気でちょうど良かったです。晴れていたら、暑くて暑くて・・・
 負け惜しみですけれど。
 



 さて、話変わって、城山の中腹には、駐車場と展望台、売店があります。場違いなほど、立派な施設です。防衛省の補助事業によって建てられました。
 伊江島には、アメリカ軍が駐留しているためです。




 伊江港の立派なターミナル。これも、国費により建設されました。何と24億円だとか。


 フェリーには、軍用車両も積まれていました。



 伊江島にある施設は、補助飛行場。舗装されていない滑走路です。駐留するのは、アメリカ海兵隊作戦支援分遣隊です。
 ベトナム戦争の時代には、爆撃射程訓練が行われたりしたそうですが、さすがに今はありません。

 タッチューとは、先の尖っているものという意味で、島外でそう呼ばれていたそうですが、伊江島では城山(ぐすくやま)が昔からの呼び名です。
 宮古・八重山ではあまり感じない米軍の影ですが、本島周辺離島ともなると、事情は複雑です。
 まあ、それはともかく、伊江島の城山は、確かに、遠くから見たら尖っていて、間近で見ると城のようにそびえ立つ山です。今度こそ、晴れた日に!



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2022年5月3日火曜日

続報:波照間空路は就航延期

 

 4月8日付けの当ブログで、「まさかまさかの波照間空路復活!!」という記事を書いたのですが、まさかまさかのフライト延期になってしまいました。

 運航会社である第一航空は、4月20日付けで、「運航開始を延期し、今後の予定については改めてお知らせします。」と発表しました。

 記載日現在、分かっていることを、続報としてお伝えします。 
 



 4月22日付け八重山毎日新聞によれば、

 18日午後2時に石垣空港を離陸した、DHC―6―400(ツインオッター)は、多良間空港で離着陸の乗務員訓練を行っていたが、午後3時25分ごろ、着陸時に滑走路を進行方向の右側にはみ出し停止した。

 第一航空は、今回の件で運輸局の施設検査等を延期したほか、原因調査や安全対策を図るため、波照間路線等就航の延期を発表。

 とのこと。なお、この件で、

 搭乗していたパイロット2人、同社運輸部2人にけがはなく、機体に損傷もなかった。エンジンを停止させパイロットが機体を確認。異常はなく、自走でエプロンまで戻った。
 
 とのことでした。



 また、4月22日付け琉球新報は、

 第一航空は、21日までに、多良間空港で発生した小型機の滑走路逸脱事故を受け、30日に就航を予定していた多良間―石垣、波照間―石垣の両路線の就航を延期すると発表した。新たな就航時期については未定で、今後国土交通省航空局と調整する。

 就航延期について第一航空は、「運航に必要な施設検査等の延期のほか、発生した原因調査および今後の対策を含め安全な運航に万全を期すため」と説明した。

 と報じています。




(同社のHPより)



 いや~ ここまで来て、まだ飛ばない。
 本当に、本当に長い道のりです。

 運航会社は、県の補助を受けて、2機のDHC-6を既に購入しているので、今更白紙撤回ということはよもやないと思いますが、これまであまりにも延期続きだったので、不安がよぎります。


 何とか、この夏には間に合って欲しいものです。



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2022年5月1日日曜日

沖縄の軽石被害は想像以上に凄かった

 


 那覇泊港から粟国島に向けて出航した、フェリー粟国からの眺め。

 青い海原に時折ゴミのような物が浮いています。これはなんと軽石。ここだけではなく、軽石軍団が波状攻撃で襲ってきます。


 知識としては知っていた、沖縄などの軽石被害。もう収束しつつあるのかと勝手に思っていましたが、とんでもない誤解でした。

 2022年4月現在でも、まだまだ気が抜けないリアルな状況をお知らせします。





 変わってこちらは、今帰仁村の運天港。海は綺麗ですが、浮かんでいるのは全部軽石です。



 アップにするとこんな感じです。特に大きい物はありません。ほとんどが直径2~3㎝の物です。




 軽石は、昨年の8月13日から15日にかけて、小笠原の硫黄島の南方約60kmに位置する、福徳岡ノ場という海底火山が噴火し、まき散らされたものです。

 その量は、約1億立方メートルにのぼり、東京ドームの容積およそ80個分に相当するのだそうですが、あまりに多すぎて実感が涌きません。 


 火山から沖縄までは、約1300㎞ほども離れていますが、11月頃から、徐々に軽石が南西諸島に漂着し始めます。

 沖縄県の資料によれば、海のない南風原町を除けば、程度の差はあれ、南北大東島以外の、沖縄県の全ての市町村に漂着したのだとか。


 南北大東島の方が小笠原には近いのですが、この二つの島は、外周がほとんど断崖なので、軽石が漂着せず通過したのでしょうか。

 ちなみに、最も最後に漂着が確認されたのは、与那国島です。
 




 本島と伊是名島を結ぶ、フェリーいぜな尚円。

 出航前に、軽石の除去作業が行われていました。
 船のエンジンは、海水で冷やす水冷式ですが、吸水の際に軽石を巻き込んでしまうと、エンジントラブルが発生してしまいます。

 なお、本島の港を出港し、離島に向かう船については、今でも軽石の影響による欠航の可能性があるため、利用者には、出発前の確認が呼びかけられています。




 一刻も早く片付けたい軽石ですが、もの凄く面倒なことに、軽石を除去するのにも、様々な規制がかかります。

 河川、海岸、港湾区域であれば、各区域の管理者の許可が必要だったり、国立公園、自然公園内だったら、管理者への届出が必要になります。

 さらに、保管についても、一定規模以上になると届出が必要になったりと、本当に面倒。



 こちらは、伊是名島のタージ浜。東向きの海岸です。白っぽいのが普通の砂、黒っぽいのが軽石です。
 取り敢えず、まとめられた状態で放置されていました。




こちらは、100㎞弱ほど西の粟国島のウーグ浜。ここにも軽石が押し寄せた跡が。




 軽石は、本当に軽いのです。軽々と水に浮くのですが、そのくせ結構堅い厄介な代物です。

 軽い理由は、沢山の気泡を含むからで、いずれ波の力で砕けて沈むと言われています。ただ、それが何時になるのかは分かっていません。


 まさに自然の驚異。沖縄の人は、台風には慣れていても、軽石被害までは予期できなかったでしょう。

 がんじがらめに規制された現代社会を、あざ笑うかのような軽石。関係者の皆様、本当にお疲れ様です。





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