2023年1月11日水曜日

沖縄に行きたくても行けないZ世代 ネックは運転



 「車はデートの必需品」「運転免許は持っていて当たり前」と言われた時代に育った自分世代には、衝撃的なニュースが飛び込んで来ました。

 琉球新報Digital(1月6日版)が、「首都圏・阪神圏のZ世代のうち62.9%が旅先でレンタカーを運転したくないと思っていて、44.4%は自動車の免許を保有していなかった。」という調査結果を報じたのです。


 今回は、この調査をご紹介し、併せて、思うところを書かせてもらいます。

 



 調査結果は、かなりの分量なので、かいつまんで内容を紹介します。

 
 調査を行ったのは、沖縄観光コンベンションビューロー。時期は昨年12月。対象は、首都圏・関西圏の18歳から25歳までの男女千人です。

 旅先での運転に抵抗や不安がない=運転ポジ層
 旅先での運転に抵抗や不安がある + 運転免許を持っていない=運転ネガ層

 とし、事前に予備調査を行い、各層が首都圏・関西圏毎に均一になるようにしています。


調査結果のポイントは、

・ 対象者の44.4%は免許を持っていない
・ 免許保有者でも62.9%が観光地で運転したくない・できれば運転したくない
・ 3年以内に行ってみたい観光地は1位北海道、2位沖縄県
・ 沖縄に行きたいと回答したのは運転ポジ層が48.4%、運転ネガ層が38.2%
・ 上記の差は10.2%でこれは都道府県別で最高値
・ 沖縄に行きたい理由(複数回答)で「憧れの観光地だから」を挙げたのは、
  運転ポジ層が28.1%、運転ネガ層が36.1%


 この結果をひと言でまとめるならば、

「沖縄には行きたいけれど、車を運転できない、したくないから行かないという若い人が、相当数いる。」

ということになると思います。



 この結果には、正直驚きました。

 車の免許を持たずに、あるいはペーパーで、宮古・八重山に遊びに来る人も少なからず居ることは知っていました。

 当ブログで、運転しない人向けの観光ガイド的な記事を書いたこともあります。

 でも、それはあくまで例外だと思っていました。


 若い人に限るとしても、大都市圏では、約3分の2の人が沖縄に行っても車を運転したくないか、そもそも免許すら持っていないのです。

 
 そういう人達は、ハナから沖縄に来ないので、そんな実態も分からなかったのです。これは、沖縄で観光業に携わる人達にとっても盲点だったのではないでしょうか。

 なかなか有意義な調査です。

 



 しかし、いくら若者の免許離れが進んでいるといっても、半数近くの人が免許を持っていないということは俄には信じられませんでした。

 そこで調べてみると、内閣府で公表している令和3年末の運転免許保有者は、20歳~24歳で人口の74.6%となっていました。
 この層では、免許を持っていない人は全体の約4分の1ということになります。

 調査では、18歳以上が対象だったので、これから免許を取得しようという人もいたと思います。他方、対象エリアが、首都圏・関西圏なので、都市部では車が必要ない人も多いのかも知れません。


 いずれにせよ、35歳以上では90%以上の人が免許を保有しているそうなので、やはり若者の免許離れは相当進んでいるようです。

 



 少なからずの人が、沖縄には行きたいのに、車を運転したくないから公共交通が充実している他の観光地に行ってしまう。

 これを黙って放置しておくのはもったいない。しかも、それが将来性のある若い人なのだからなおさらです。早急に何か対策を考えるべきだと普通思いますよね。


 ところが、琉球新報の記事は最後に、「県観光振興課の担当者は「通信情報技術を活用して利便性を高めるMaaS(マース)なども活用して、まずはレンタカーと既存の公共交通を組み合わせて利便性を高めるのが第一だ」と指摘した。」と結んでいます。

 失礼ながら、「なに言ってんだか!」という感想しかありません。

 車を運転しないのに、レンタカーを公共交通と組み合わせてどうするつもりなのですか? MaaSって、何年先の話をしているの?


 改めて思うのですが、沖縄の行政関係者は、観光客は放っておいてもやって来るという意識がどこかにあるのでしょうね。

 ちなみに、MaaSとは、自動運転やAIなどのテクノロジーを掛け合わせた次世代型交通サービスといった意味で使われています。





 去年の夏のことですが、「もっと若い人のニーズを吸い上げるべきだ」という意見をもらい、もっともだと思ってブログで紹介しました。
 そうしたところ、「いい歳して若い奴に媚びてどうする」という意見があり、これまたごもっとも、と思ってしまったのです。

 でも、今回の件で、少し見えて来たことがあります。

 沖縄には行きたいけれど、運転はしたくない、できない若い人達と、どうすれば沖縄を楽しむことができるのかを一緒に考えることは、若い人に媚びるわけではなく、しかも、沖縄の楽しさを紹介すると宣言している当ブログの趣旨もに合うことです。


 奇しくも、沖縄では、レンタカー不足が問題になっています。

 バスに乗れば、自転車を使えば、といった単純な発想ではなく、今後深く考えていくべきテーマだと認識し、色々調べてから追って詳しく記事にしようと思います。





 昔、”真っ赤なファミリア” が、若者の間で一大ブームになったことがありました。1980年代でしたか。

 マツダファミリア3ドアハッチバック。ほかの色もあったはずですが、赤しか記憶にありません。
 1.3Lと1.5Lのコンパクトカーで、給料が安くても、頑張れば新車が買えるという立ち位置だったように記憶します。

 
 ファミリアで、男の子に家まで迎えに来てもらうのが女の子の憧れみたいな。

 前席の背もたれを倒すと後席の座面と一体となるフルフラットシート構造でしたが、それで皆よからぬ妄想を・・・


 そんな時代がありました。でも、その頃沖縄に行くには、航空運賃がもの凄く高かったのです。


 
 調査の詳細はこちら


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2023年1月8日日曜日

星空と共に 竹富島新夜景




 夜の竹富島。寝静まる水牛車のステーション。水牛車のトレーラーが、星空を背景に街灯に照らされています。


 星空を撮るならば暗いところで、夜景を撮るならば街の灯りを高台から、という先入観がありました。
 夜の竹富島の集落は中途半端に明るくて、星空を撮るのに適した暗い場所を探して歩き回っていました。


 でも、実際に夜の白砂の道を歩いてみると、それはそれで綺麗なのです。

 そこで、先入観を捨て、カメラと三脚を持って、夜の竹富島を歩いてみました。

 



 竹富島の集落は、伝統建築物が建ち並ぶ風情のあるものですが、夜になると、街灯が煌々と灯ります。

 一方、都会と違い島の澄んだ空気の下では、星空も美しく輝きます。

 そんな竹富島ならではの、赤瓦の屋根と天の川の組み合わせです。





 椰子の木が風に揺れています。赤っぽく映っているのは、白熱灯のためです。



 台風で葉っぱの落ちてしまった木が、まるでライトアップされているかのように光ります。
 実際の見た目では、ぼんやりとしか見えませんが、三脚を立てて長時間露光すると思わぬ姿になります。



 手前の木は、昼間並に明るく映りましたが、背後には天の川も見えます。ある程度明るくても、空気が澄んで空が暗ければ、星が綺麗に写ることも分かりました。




 こちらは、今では撮れない写真になってしまいました。なごみの塔は、改修が終わっても立入禁止です。

 開放されても、安全上の観点から、夜は登れない可能性もあります。



 なごみの塔から見た、集落の夜景。



 
 石垣島や宮古島の繁華街では、喧噪としていて、とてもこんな風情は感じられません。郊外や離島に行くと、夜こんなに明るい集落はなかなかありません。

 中途半端に明るいと思っていた竹富島ですが、考えようによっては、明るすぎず暗すぎず、適度な明るさです。


 まさに竹富島ならではの光景。竹富島新夜景です。

 今回は、竹富島新夜景の第1弾です。
 これよりもっと条件のいい場所が竹富島にはありそうです。これからも、そういう視点で写真を撮り続けていこうかなと思っています。





 竹富島を訪れる観光客のほとんどは、石垣島からの日帰りですが、たまには竹富島に泊まって、夜の散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。



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2023年1月2日月曜日

2023年あけおめ&雑談いろいろ

 

 あけましておめでとうございます。
 皆様が良き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます




 今年は卯年ですが、沖縄で撮ったウサギの写真がない。

 それで、むりやりウサギっぽい写真を探し出しました。俗に言うウサギの餅つきです。

 望遠鏡を使って撮った訳ではなく、ただ拡大しただけなので画像は荒れていますが、まあお遊びなのでお許しくだされ。 





 ちなみに、下の写真のオリジナルはこれ。場所は来間大橋です。




 一応本物のウサギ写真も載せておきます。ただ、これは広島県で撮ったもの。



 
 さて、2023年がスタートしました。

 大雪に見舞われた地方の人には申し訳ないのですが、関東地方は、例年どおり寒いながらも穏やかな正月でした。

 沖縄も、天気が悪かったみたいですね。



 沖縄と言えば、長寿県のイメージですが、事実、1985年の統計によれば、都道府県別の平均寿命が、男女とも1位だったのです。

 それが、先日の琉球新報の記事によれば、2020年の統計では、女性16位、男性に到っては43位まで後退したとのこと。


 確かに、島の人はメチャメチャ飲むし、食べる量も多い。食堂で出てくる1人前の量が半端ない。しかも、チャンプルーとか脂っこい料理も多い。

 健康診断の結果が ”ちょいワルおやじ” な自分としては、これだけでも結構脅威なのですが。

 加えて、健康診断を受けない。コロナのワクチン接種率も、感染者が多かった割に低かった時期があったそうです。新しいものを嫌う県民気質なんだとか。


 元々、島では、庭の畑で野菜を作り、ヤギや豚を飼い、海で魚を釣ってくるといった、自給自足に近い食生活を送る世帯が多かったのですが、アメリカ占領下時代に、アメリカ流の安くてカロリーたっぷりな食料が流通し、定着しました。

 その代表は、ポーク(ランチョンミート)でしょう。ミンチ肉にラードをたっぷり練り込んであります。しかも塩分も強い。
 それを、さらに油で炒めてケチャップをかけたら、どんだけぇ~


 平均寿命ですから、すぐには結果は出ませんが、今頃になってじわじわと影響が出てきているようです。

 なお、毎度のうんちくですが、ランチョン(luncheon)とは、「昼食の」という意味です。

 




 去年の話なので、12月にアップした「回顧沖縄ひとり旅」の記事に書いてもよかったのですが、9月18日の出来事です。
 石垣島に着き、真栄里のホテルにチェックインしたところ、いきなり津波注意報。

 防災無線がホテルの部屋にガンガン響きます。慌ててスマホを見ると、台湾でM7.2の地震が発生し、宮古・八重山地方に1メートルの津波注意報が。津波で1メートルといえば、かなりヤバイはず。


 しかし、街中では慌てる様子が全くない。さすがに、真栄里ビーチで泳いでいた人達は引き上げさせたそうですが、せいぜいでそれくらい。

 ホテルのフロントに聞くと「あぁ注意報出たみたいですね。」とのどかな反応。

 聞けば、海路が充実している八重山諸島では、船会社からすぐに最新のデータが伝えられるので、今回はそれがないから多分大したことない、ということらしい。

 確かに、津波は観測されず、安栄観光も八重山観光フェリーも通常運航だったとか。やはり、餅は餅屋ですな。


 後で知ったのですが、当日のNHKの全国ニュースでは「宮古・八重山地方に知り合いのいる方は、メールなどですぐに知らせてあげてください。」と言っていたそうですが、全くもって余計なお世話。

 防災無線だけでも、都会より充実していますが、それ以上に、こういうときの人の人とのネットワークは、強固です。

 



 20年間、毎年ガンガン沖縄に行っているので、通算の来訪回数は約150回になります。

 初めの頃は、正直、回数を自慢したい気持ちもありましたが、だんだんそれも口に出し難くなってくるのです。

 「そんなにヒマなの?」「ほかにすることないの?」と言われるような気がして。笑


 沖縄に行って、例えば、レンタカー屋とかショップとかの人が迎えに来てくれる、あるいは、初めての宿に泊まる、そんなシーンで、「石垣島は初めてですか。」「宮古島は、以前にも来られたことがありますか。」なんていう会話は、沖縄あるあるですよね。

 これは、別に意味のあるものではなく、「お暑うございます」「儲かりまっか」と同じであいさつのようなもの。

 「初めてです」「以前来たことがあるけれど5年振りです」とか言えば、「そうですか。石垣島はとてもいいところなので楽しんでください。では、ここに住所とお名前を・・・」という感じで流れていきます。

 正直に、「何十回目です」と言おうものなら、マウントは取れるかも知れないけれど、会話としては続かない。

 「まあそこそこボチボチです」とか言っても、空気を読んでくれない相手だと「そこそこって何回ですか」と聞き返してくる。

 そこで、最近はある技を開発しました。「初めてです(今月は)」「3回目です(今年は)
 これなら笑いも取れるし、会話も続きます。


 「来島15回の自分が教える秘密の沖縄ガイド」みたいなサイトを見つけたのですが、すっごく気持ちは分かるけれど、あんまり回数自慢しない方がいいよ、なんて思う、老成してしまった自分がおります。ハイ。

 



 沖縄ウサギ写真もないので、今年の初回ブログは、雑談で終わってしまいしました。

 さて、当ブログも、いよいよ11年目に突入します。一期一会の気持ちで、かつ、肩の力を抜いて緩くアップして行きたいと思います。


 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 



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