2024年2月13日火曜日

来間島の畑の中にシャッターチャンスあり

  


 雨に濡れた芭蕉の葉っぱの向こうには虹が。

 ここは、宮古島と橋で繋がる来間島です。
 海に行くつもりだったのですが、スコールに見舞われたので、雨上がりに虹が出ないかなと期待して車の中で待っていたら、本当に虹が出てくれました。




 サトウキビ畑越しの低い虹です。



 この後、急いで海まで行ってみたのですが、虹は消えてしまいました。



 来間島は、中心部が高台になっているので、集落からも道路からも、サトウキビ畑からも、海を見渡せる場所が沢山あります。



 農作業もこんな綺麗な海を見ながら。 



 蜘蛛だってこんな綺麗な海をみながら、お仕事中?




 サギが畑に整列していました。こんな所で何をしているのかと思ったら。



 トラクターに着いて行きます。

 トラクターが畑を耕すと、土の中にいた虫たちが一緒に掘り出されます。それを分かっていて、トラクターの追っかけをしているようです。


 
 海は綺麗だけれど、海しかない一点豪華主義みたいな宮古島と周辺の離島。来間島も例外ではなく、この島に来る人は海をめざします。

 でも、運がいいとこんなシャッターチャンスに当たります。海もいいけれど、何でもない畑も油断なりません。
 


 飛翔!
 鶴じゃなくてサギだけれど、ちょっとだけおめでたいかな。




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2024年2月8日木曜日

西表島の地味絶景 前泊浜(祖内浜)

  


 島の大部分がジャングルに覆われている西表島ですが、北西部には、ほとんど無名の穏やかなビーチがあります。

 一応名の知られているのは、月が浜ですが、その南側にある、白浜、その手前の祖内、星立の各集落には無名のビーチが点在し、それらは一般にイメージされる西表島とは似つかない地味絶景です。




 今回ご紹介するのは、祖内(そない)集落の前泊浜です。そう聞いても「知らん」という人が圧倒的に多いと思います。

 自分も今回の記事を書くに当たって調べたら、こんな名前が付けられていることを知りました。

 そもそも、車で走っていて駐車場があったから車を駐めて海を撮ったら、意外といい感じだったというレベルです。

 場所は、西表漁港(祖納港)の北側(海に向かって右手方向)です。祖納港は町管理の小さな港ですが、ちょっとした公園になっています。
 
 


 ここいら一帯は、西表島自体が入り組んだ複雑な島の形になっている上、小島があるため、波が穏やかです。




 穏やかなので、波打ち際のすぐそばにも木が生えています。




 西表島のビーチの砂の色は、白砂と言っても、他の沖縄の島々とはちょっと違います。サンゴのかけらのほかに、浦内川から運ばれた川砂が混ざっているからでしょう。

 海の色が、沖縄で見慣れたコーラルブルーとは少し違うのも、底にある砂のせいでしょう。

 木目の細かい、素足で歩きたくなる砂浜です。
 



 ビーチの終点?みたいな場所。
 宮古・八重山の島々でよく見かける隆起サンゴではなく、堆積層が露出しているのも、西表島の特色です。

 ブラタモリで解説してほしい。



 「まるまぼんさん岩」という名付けられた小島です。丸いからという理由だそうですが、何処にでもありそうな岩なのに。



 しかし、この地区には。「まるまぼんさん節」という民踊があって、これはその歌碑です。
 「まるまぼんさん節」は、沖合に浮かぶ小島でシラサギが羽を休める様子や、田んぼから人々が舟を漕いで戻ってくる様子が唄われているそうです。

 なんかあまりにも素朴すぎて、却って新鮮です。「まるまぼんさん岩」自体に、何か由来や由緒があるのかも。





 西表島に来る観光客の大半は、ダイビングやら、カヌーやら、トレッキングなどのアクティビティを目的としているようなので、静かなビーチを散策するということはあまりないのかも知れません。
 

  
 西表島の地味絶景ビーチ。

 ジャングルだらけの島に、平坦で山がない宮古島よりも静かでノンビリしたビーチがあることは、ちょっと不思議な気もします。





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2024年2月3日土曜日

明るい悩み相談室 花酒の古酒は何時飲めばいい?

 


 「焼いたジャガイモに味噌を付けて食べたら死ぬと聞いたのですが本当ですか?」「焼いたジャガイモに味噌を付けて食べた人は高い確率でいつかは死にます。」


 昔、朝日新聞に「明るい悩み相談室」というコーナーがあって、作家の中島らもさんが回答者となって、冒頭のような(正確に覚えているわけではありませんが)やり取りが交わされていました。

 ただこの回答については、ユーモアを解さない人が誤解して、今でいう炎上騒ぎになったようです。



 もし、今でも明るい悩み相談室があったら相談したいことがあります。「この写真の酒を大事にしまっています。何時飲んだらいいですか。」

 そんなの飲みたいときに飲めばいいじゃん、と思われるかも知れませんが、なかなかそう簡単に決心がつかないのです。




 この酒は、与那国島にあった入波平酒造の舞富名という泡盛です。花酒と呼ばれるアルコール度数60度の泡盛で、かつ、10年古酒なのです。


 酒税法により、焼酎類はアルコール度数45度まで。それを超えるものは、原料用、つまり加水してから販売してくださいということになるのですが、歴史的経緯により、全国で与那国島にのみ、アルコール度数60度の原酒の一般販売が認められています。


 ところで、泡盛は、製造後も熟成を続けます。

 酒造組合のHPによれば、泡盛に含まれる成分(アルコール類各種・脂肪酸(有機酸)・脂肪酸エステル・硫黄系化合物・フェノール化合物 ・アセトアルデヒドなどなど)が、物理的変化、化学的変化を経て香味成分などに変化し、まろやかな口当たりと甘い香りを醸し出すのだそうです。

 しかしながら、花酒は、アルコール分や香り成分が豊富な反面、熟成に必要な成分をほとんど含まないため、古酒として長期保存されることはあまりありませんでした。

 この舞富名10年は、花酒に熟成成分をブレンドして造られたとされます。


 入波平酒造は、与那国島に3箇所あった酒造所の内の一つで、唯一花酒の古酒を一般販売していましたが、後継者不在で、昨年土地施設が競売に出されました。





 以前、宮古島の某ペンションで、たまたま開業20周年というときに泊まり、20年前に買っておいた、菊の露とニコニコ太郎を、口開けして飲ませてもらったことがありました。

 どっちがどっちだったかは忘れましたが、片方は、まろやかだけれど濃厚な口当たり、もう一方は、刺激のないさっぱりした口当たりでしたが、喉ごしの時に「うぉぉ~」な刺激が。

 新酒の一升瓶を買って、20年間置いておいただけなのですが、二つの酒は、全く別物に進化していました。



 下の写真をご覧ください。
 


 この舞富名を瓶詰めしたのは何と2004年、つまり20年前なのです。

 元々10年古酒だったものを更に20年寝かせたわけです。しかも、それは製造数の少ない花酒の古酒であり、醸造元は既に廃業してしまったのです。


 小さな二合瓶ではあるけれど、これだけプレミアムな条件が揃ったら。何時飲もうか真剣に悩む気持ちをお察しください。笑


 当時、同じものを2本買って、1本は、沖縄好きの集まる飲み会に持っていったのですが、貴重な酒なのに、誰も有り難がらずにあっという間に飲みやがってお飲みになられたので、もうあいつらには飲ませるものか!と、残りの1本を大切に保管していました。

 



 初めて与那国島に行ったとき、花酒古酒を買おうと思って、土産物店、空港売店などを探したのですが、見つけられませんでした。

 実際に買えたのは、那覇の国際通りの酒店です。工場は与那国島にあっても、販売拠点は那覇にあったようです。

 与那国島内ではあまり流通しなかったみたいですね。何しろ、泡盛にしては相当いいお値段ですから。

 舞富名のラベルに画かれているのは、与那国馬です。与那国島の東崎(あがりざき)では、本当にラベルのような馬たちがノンビリと草を食んでいます。
 



 というわけで、これを何時飲んだらいいでしょうか。

 酒は飲むものであって、飾っておくものではないだろうと言われると、まったく以てそのとおりなのですが。

 思い入れはもの凄く強いですが、飲んでみたら全然たいしたことなかった、なんてことも有り得ますしね。

 
 中島らもさんだったら、どういう回答を寄せてくれるでしょうか。




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