2012年10月17日水曜日

沖縄そばの日

 石垣島のメインストリートである市役所通り沿いのまあまあ有名なそば屋にて。


 八重山そば(500円)を注文すると、店員が「プラス100円で自家製麺に替えられます。」と言うので、これはもう飛びつきました。

 沖縄そばは、旨いと言われる店でも、スープが旨いのであって、麺自体はあまり変わらないことが多く、本島では麺もオリジナルで頑張っている所もありますが、宮古・八重山ではあまり聞きません。

 そんな中で、自家製麺とあっては、期待は高まるばかり。
 そばにしては待たさたが、ゆでるのに時間がかかるのかなぁ~なんて楽観的に考えておりました。
 で、待ちに待ったそのお味は・・・

 う~ん。旨いと言えば旨いけど、プラス100円ねぇ。100円分ならこんなもんかな。てな感じで期待が大きかった分ちょっとガッカリ。

 沖縄そばは、少数の例外を除けば、有名な店に行かなくても空港や港の食堂でもそこそこ旨いように思います。ラーメンや日本蕎麦のようなこだわりがないようで、でもそこがまた沖縄らしくて、こういうのも一種のチャンプルー文化みたいなものかも。



 西表島で食べた牛そば。
 牛肉と牛モツを昆布と一緒に長時間煮込んだようで、とても美味(スープは)。

              


 黒島のヤシガニそば。
 ヤシガニの味噌が溶け出してとても美味(スープは)。



 ところで、今日10月17日は「沖縄そばの日」です。

 何年か前にたまたまこの日に沖縄を旅行していたことがあって、レンタカーのFMから流れるのは一日中この話題ばっか。
 沖縄の人は、本当にそばが好きなんだなと実感しました。
 うどん県人のうどん好きと同じくらいじゃないでしょうか。

 日本農林規格(JIS)では「そば」とは蕎麦粉を一定割合以上使ったものを指し、蕎麦粉を使わない「沖縄そば」に、復帰後公取委からクレームがついて大変な騒ぎになったものの、昭和53年の今日「本場沖縄そば」として正式に認可されたそうです。

 この記事を書くため調べたとことろ、蕎麦とは原材料に蕎麦粉を乾麺で40%以上、生麺で30%以上含むものを指すそうです。
 (たった30%!?)

 沖縄そばは、小麦粉のみで、昔は灰汁を使って練っていましたが、今ではラーメンと同じかん水を使います。
 ルーツ的にも中国から渡って来たものが原型だそうで、ラーメンとは元々兄弟関係みたいなもの。



 こちらは”本場”宮古そば。

          
 
 どの辺が本場かというと・・・
 
 
 
 具が、麺の中に隠れています。
 昔、肉ののったそばを食べると、あいつは金持ちだからと税金を徴収されたためと言われています。
 今では、このように麺の中に具を隠して出してくれる店は少なくなりました。
 
 こんな記事を書いていると、沖縄そばが食べたくなりますね。
 

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