2015年9月4日金曜日

竹富島 水牛車のある風景


 竹富島観光の目玉商品。ご存知水牛車。

 外周8㎞ほどの小さな島、竹富島。人口は350人を行ったり来たり。その小さな島の中心部にまとまる集落。この島では、島人の手により、伝統の街並みが保存・維持され、季節を問わず花が溢れています。
 そんな集落の中を、堂々と通過する水牛車。水牛車自体、この島の風景の中に完全に溶け込んでいます。


 生活道路を、普通に牛が歩いているって、凄いすよね。日本中探したって、こんな所ほかにはありません。
 始発は、朝8時台。夕方まで、毎日定期運行します。 


 集落内の道は、狭い。小型車でもすれ違いは困難です。しかも、水牛車はとてもゆっくり。自転車も歩行者も、島人の生活車両も一旦停止です。


 「ゴォルァァ~ さっさと行かんかぁ~」
 多客期は、観光客を乗せて、次々とステーションを出発します。前の車がのんびりしていると、せっかちな水牛が煽ります。


 水牛は、実は自分の体に比して、こんな大型のトレーラーを牽引しています。パワーだけではなくコース取りも完璧。


 絶世の美女だったと伝えられる、クヤマの生家前を通過中。




 「あ~疲れたぜ。仕事ばっかりやってられん。昼寝だ。」


 「う~気持ちいい。なんつっても、水牛だからな。」


 「オレをこんな所に残して、運転手とトレーラーはどこ行っちまったんあだよぉ。」


 竹富島の、花咲乱れる白砂の道を、今日も超遅速で運転中です。

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