竹富島観光の目玉商品。ご存知水牛車。
外周8㎞ほどの小さな島、竹富島。人口は350人を行ったり来たり。その小さな島の中心部にまとまる集落。この島では、島人の手により、伝統の街並みが保存・維持され、季節を問わず花が溢れています。
そんな集落の中を、堂々と通過する水牛車。水牛車自体、この島の風景の中に完全に溶け込んでいます。
生活道路を、普通に牛が歩いているって、凄いすよね。日本中探したって、こんな所ほかにはありません。
始発は、朝8時台。夕方まで、毎日定期運行します。
集落内の道は、狭い。小型車でもすれ違いは困難です。しかも、水牛車はとてもゆっくり。自転車も歩行者も、島人の生活車両も一旦停止です。
「ゴォルァァ~ さっさと行かんかぁ~」
多客期は、観光客を乗せて、次々とステーションを出発します。前の車がのんびりしていると、せっかちな水牛が煽ります。
水牛は、実は自分の体に比して、こんな大型のトレーラーを牽引しています。パワーだけではなくコース取りも完璧。
絶世の美女だったと伝えられる、クヤマの生家前を通過中。
「あ~疲れたぜ。仕事ばっかりやってられん。昼寝だ。」
「う~気持ちいい。なんつっても、水牛だからな。」
「オレをこんな所に残して、運転手とトレーラーはどこ行っちまったんあだよぉ。」
竹富島の、花咲乱れる白砂の道を、今日も超遅速で運転中です。
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