宮古・八重山の絶景100選。第4回目は、小浜島、そして黒島へと進みます。
30 小浜港を見下ろす道
ここは、ちょっと説明しにくい場所なのですが、小浜島の東西方向に伸びる何本かの道のうち、一番北側にある道です。この道を、東側(港方面)に進んでいくと、途中から下り坂になり、間もなく港が見えて来ます。
無名の場所のようですが、プロがここで好んで写真を撮るそうで、玄人好みの絶景なんでしょうか。
31 小浜島細崎(くばざき)の先端
小浜島の西側に突き出た、文字どおりの細い岬、細崎(くばざき)。その一番西の端っこ、これ以上先には海しかないという場所です。
静けさと、開放感と、こんな所まで来ちゃったという微かな心細さのような、そんな雰囲気を感じさせる、一種独特の光景です。
32 小浜島アカヤ湾のマングローブ林
小浜島の西側に広がるアカヤ湾。砂浜近くの海中には、マングローブが群生しています。潮の干満がほどよい時間帯を狙って行くと、マングローブの奇妙な形が海面に映ります。
33 小浜島細崎南側の海岸
細崎の南側の海岸です。前方に小さく見える石積みは、「魚垣(ながき)」など呼ばれる仕掛けで、満潮時に波打ち際まで泳いできた魚が、干潮時には魚垣に行く手を阻まれ帰れなくなってしまったところを、一網打尽にするものです。
今では、使われていませんが、これがあるおかげで干潮時には波が立ちにくく、海が巨大な池と化して雲を映します。
34 黒島仲本海岸
黒島の仲本海岸は、シュノーケリングポイントとして有名で、そのためにやって来る人がほとんどですが、大潮の干潮時ともなると、干上がった岩場を歩いて行くだけで、こんな光景を見ることができます。これぞ、天然の水族館。
35 黒島西の浜
黒島から眺める海の色は、ここ、西の浜周辺が最も美しく、八重山諸島の中でも五指に数えられると思いますが、流れがあって遊泳禁止のため、訪れる人がほとんどいません。
何とももったいない、贅沢な空間のまま放置されていますが、草がボウボウの道を自転車で走り、少しだけ坂を登ると、目の前に現れる海は、まさに絶景!
36 黒島宮里海岸
黒島の西側、西の浜と仲本海岸の間辺りの一帯を、宮里海岸と呼びますが、写真の場所は、黒島研究所の近くです。生い茂った木々が額縁のようになって美しい海を飾る、渋めの絶景です。正面に小さく見えるのは、新城島(パナリ)です。
37 黒島の集落
赤瓦の屋根、石積みの塀など、沖縄の伝統建築様式は、徐々にコンクリート製のものに変わりつつありますが、黒島の集落には、まだまだ伝統建築様式の建物が残されています。
竹富島のように、敢えて保存に取り組んでいるわけではないようですが、言わば、自然体の伝統集落が残っていて、心が安らぎます。
38 黒島の放牧地
島の人口200人、牛の数3000頭の黒島。平坦ながらも、地盤が農業に適さないこの島では、ほとんどの土地が牧草地として開拓され、牛がのんびりと草を食みます。最近では、他の沖縄離島でも牛を飼育する所が多くなりましたが、この光景は黒島ならではのもの。まさに「沖縄の北海道」です。
39 黒島港
石垣島から黒島行きの船に乗ると、黒島に近づいた段階で、既に海の色が違ってきます。黒島港の岸壁から眺める海は、紺碧の海でもなく、よく見るエメラルドグリーンでもない、独特の明るい青色をしていて、着いていきなりテンションが上がります。
40 黒島伊古桟橋
伊古桟橋は、今では、桟橋本来の役目を終え、登録有形文化財として保存されています。
農業には適さない黒島では、昔、この桟橋から海人が漁に出で、島の生活を支えていました。防波堤のないただの桟橋は、視界良好で、周辺の海の美しさと相俟って、絶好のビューポイントですが、海が荒れたときにここから船を出すのは、さぞかし難儀した事でしょう。
(次回は、竹富島へと続きます。)
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