沖縄本島には行ったことがあるけれど、その先の離島には行ったことがない、という人は意外と多いのですが、今年は是非その先に行ってみてはどうですか、というのが今回のテーマです。
離島デビューは、まずは、宮古島か石垣島を目指しましょう。
この両島は、人口は5万人程度ですが、周辺離島の基幹島の役割があるため、小さな市の割に何でもあります。リゾートホテル、ビジネスホテルから民宿まで。ショッピングセンターや家電量販店、もちろんコンビニもあります。銀行も大病院も。お世話になる人は居ないと思いますが、裁判所だってあります。
一方、地元ならではの商店や飲食店、沖縄らしい自然も多く残されていて、そのバランスがいいのです。
また、宮古島は、ほとんどの周辺離島と橋で繋がっていますし、石垣島からは、船で日帰り可能な離島がいくつもあります。
さて、沖縄本島に行った人はもちろん、沖縄そのものに行ったことがない人にも、宮古島・石垣島デビューをおススメする理由は、
海の色が違う
沖縄は海が綺麗、というのが一般的な相場だと思いますが、宮古島・石垣島の海は、本島の海よりワンランク上の美しさです。
本島の海が「綺麗」なら、宮古島・石垣島の海は「うわぁ~キレイ!」というくらいの違いがあります。よく分からん?ま、気持ち分かってください。行ったことのある人には、必ず同意してもらえると思います。
これは、地理的条件の問題もあると思いますが、本島沿岸は、開発が進んだからではないかと思います。
珊瑚礁や熱帯魚が身近に
本島では、ビーチの駐車場に車を駐めて泳ぎに出れば、そこはもう珊瑚も熱帯魚もウジャウジャ、なんていうシュノーケリングポイントは、あまりないと思いますが、宮古島・石垣島にはそういう場所があります。
石垣島の米原海岸、宮古島の新城海岸・吉野海岸などのシュノーケリングのポイントへは、空港に着いて、レンタカーを借りたらそこから30分程度。いつ何処で水着に着替えようか、なんて贅沢な悩みも。
青珊瑚で世界的に名を知られる石垣島の白保海岸は、ビーチエントリーでのシュノーケリングはちょっと大変ですが、海岸そのものへは、石垣空港から車で5分ほどで着いちゃいます。
宮古島では、シュノーケリングポイントとしてはイマイチですが、極上の美しいビーチである、前浜・砂山まで、宮古空港から15分あれば十分です。
観光客が少ない
本島でも、内地と違って、ビーチが芋の子洗い状態になることはまずありませんが、宮古島・石垣島のビーチはもっと人が少なく、場所によっては「こんな綺麗なビーチになんで人が来ないの?」と叫びたくなるようなことも。
また、本島では、首里城や美ら海水族館など団体さんがバスで乗り付けてくるような場所も多いですが、宮古島・石垣島では、そんな場所は限られていますし、団体の規模自体が小振りです。
空港に着いてから、レンタカーを借りる場合でも、那覇空港では、大勢の観光客をバスで営業所に運ぶレンタカー業者もありますが、宮古島・石垣島のレンタカー業者は、こぢんまりとしています。
のんびりしていて商売っ気が少ない
観光地の駐車場が有料なのは仕方ないにせよ、本島では、案内標識に従って進むと、民営の有料駐車場だったり、「無料P」とデカデカと書いてあるので入ると、土産物屋の中を通過しないと外に出られない構造だったりと、あざとい商売をされた経験が少なからずありました。
宮古島・石垣島では、若干問題な場所もありますが、本島リゾートに比べれば、遙かにのんびりしています。
渋滞がなく移動時間が読める
本島では、那覇市街地などで渋滞があり、また、渋滞とまではいかなくても、車が多く信号待ちも頻繁にあるので、市街地移動には時間がかかります。
例えば、日曜の午後、美ら海水族館に居るとして、その日のうちにレンタカーを帰して空港に戻る場合、道路混雑を計算に入れると、何時間前に出発する必要があるでしょうか?
宮古島・石垣島では渋滞はまず起こりません。島自体が小さいこともあって、車でも移動時間が計算できます。
そんなに遠いわけじゃない
宮古島は、那覇から約300㎞、石垣島は約400㎞離れていますが、飛行機でひとっ飛び40分~60分。離島便は、本数もそこそこあるので、乗り継ぎ時間も含めて、那覇空港着後、1時間半~2時間での到着が可能と思います。
本島でも、那覇市街が目的地であればともかく、ビーチリゾートの多い残波岬や恩納村、さらにそれより北に行くのであれば、その移動時間を考えると、最終目的地到着時刻は、そう変わらないケースも多いと思います。
直行便を利用できる地域からは、30分くらい余計にかかるだけで、着いてしまいます。
そんなに高いわけじゃない
値段に関しては、単純比較すれば本島旅行の方が当然安いです。
ただ、昨年の話なので、今年どうなるかは分かりませんが、ハイシーズンを除き、那覇~宮古間の航空券が、大手でも、1か月前までの購入で5千円台という設定が結構ありました。
また、ANAでは、離島便をセットで買うと割安になる「乗継旅割」という設定もあります。
石垣島では、関西から、ピーチアビエーションを使って羨ましいほど安く来た、という人に、少なからず会いました。
旅行代金は、人によって与件が大きく違うので、比較が難しいのですが、多少なりとも物価・料金が安いことも含め、宮古島旅行・石垣島旅行が、本島旅行と比べて、特別に高いというわけでは、決してありません。
一方、良いことずくめでもないのです。
雨に降られたらすることがない
宮古島・石垣島は、観光名所やテーマパーク的遊び場があまりないので、雨に降られるとできることが限られます。
(詳しくは、過去記事を参照してください。)
旅行に行ったらじっくり買い物をしたい人には不向き
国際通りのような大規模繁華街はありません。公設市場はありますが規模が小さく、まして、免税店もアウトレットもないので、旅行に行ったらゆっくり買い物を楽しみたい人、お土産を長時間物色したい人には、宮古島・石垣島は魅力がないかも知れません。
「沖縄本島」と十把一絡げに括ってしまいましたが、自分が知らないだけで、本島でもじっくり探すと、綺麗な所、静かでのんびりしている所があると思います。
ただ、本島にしか行ったことがない人には、少し足を伸ばせば、恐らく未体験の素晴らしい世界があることを知っていただき、今年は、是非それを実践してほしいと思うのです。
当ブログの、2016勝手に沖縄キャンペーン。キャッチコピーは、
その先の沖縄へ
な~んちて。
本島で沖縄の魅力を知り、離島の素晴らしさに目覚め、いつかまた本島に戻る。そんな旅ができたら素敵ですね。
ペンネームは味カレーにします
返信削除はじめまして、味カレーです。最近は海外よりも沖縄に魅力を感じています。昨年4月にはじめて沖縄に行きました。久米島のハテノハマに行きましたが海の色が薄くて残念でした。
返信削除今年は宮古島や小浜島に行きたいです。海の色がきれいなのは何月頃でしょうか?
上から2つめの写真はどこの海ですか?
味カレーさん コメントありがとうございます。
削除海の色が綺麗なのは、晴れて日差しが強い時です。大雑把に言えば、夏場の方が、晴れて海が綺麗に見える確率が高いです。
上から2番目の写真は、竹富島のコンドイ浜です。