いきなり何の写真だと思いますか。
海の中から、珊瑚を見上げるように撮ったもの。上の方の青は、海中から眺めた青空、ピンクのもやもやは、ピンク色の枝珊瑚が海面に写っているところです。
黒島仲本海岸です。
シュノーケリングポイントとしての仲本海岸の特徴は、希に、このように海水面がまったく波立たない状態になることです
前回に引き続き、2004年頃から2007年頃に撮った、シュノーケリングの写真をご覧ください。
仲本海岸は、干潮時には外海と遮断され、巨大な天然プールとなります。波が来ない上、そのとき無風であれば、海面は鏡となります。
下の写真は、何処までが海の中でしょうか?
この写真なんか、何処の迷宮に迷い込んだか・・・でも、ちょいと顔を上げれば海の上です。信じられます?
こういう状態の時には、海の上から覗いてもまた素敵です。
その様子は、泳がなくても 黒島仲本海岸は天然の水族館という過去記事をご覧ください。
入口付近から見た仲本海岸です。干潮時はずっと奥まで歩いて行けます。向かって左側の少し色が変わっている部分が天然プール。大潮の時には、もっとずっと引きます。
さすがに、至る所一面の珊瑚礁、というわけにはいきませんが、泳ぎながら珊瑚の根や魚を探すと、所々にこういったシーンが登場します。
この魚は、多分クロソラスズメダイだと思います。
農業をする魚です。
手前の柔らかそうな海藻は、イトグサです。クロソラスズメダイは、このイトグサが好物なので、群生する場所に陣取って、他の魚に荒らされないよう、守っているのだそうです。
黒島周辺の海は、結構流れがあり、仲本海岸も例外ではありません。干潮時は穏やかですが、潮が満ちてくると、海岸に近い場所でも意外と流されることがあります。
天然プールが出現していないときや、その外側で泳ぐときは、慎重の上にも慎重を期してください。
石垣島離島ターミナルにある、安栄観光の乗船券売り場付近の案内板。この写真は、昨年10月に撮ったものです。
「黒島仲本海岸 9:00~12:00 まで遊泳できます。」の表示が。
この日の干潮は午前中。やや風が強くやや波が高かったため、満潮となる午後は遊泳禁止としたようです。
水槽の中じゃないよ。海の中だよ。気を付けて泳いでね。
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