2019年8月24日土曜日
ローカル感満載 愛すべき多良間空港とプロペラ機の旅
宮古空港のターミナルから、地面を歩いて、多良間行きの琉球エアコミュータ(RAC)機に乗り込みます。
プロペラ機です。25分ほどの空の旅。それも、実質飛行時間は、10分程度です。
非常用設備の説明を、今時、動画ではなくスッチーが実演してくれる、絶滅危惧機でもあります。
高度を上げるまでもなく、到着してしまいます。なので、窓の外の眺めは素晴らしい。
多良間空港に到着しました。
タラップを降りて、ターミナルまで歩きます。結構遠い。どうせほかの機は来ないんだし、もっと近くに駐めてもらうわけにはいかないんですかね。
機体の後部で荷物の積み卸し作業中。でも、人が誰もいない?
実はこのとき、2人の係員は、車椅子のお客さんの降機のお手伝い。大空港では、持ち場を離れるな、と怒られそうな感じですが。
機内預け手荷物の受け取りです。シャッターが開くと・・・
何とトラックがバックで入って来て・・・
そのまま、受け取ります。飛行機の貨物室から直接受け取っても同じかも。笑
多良間島に行ったのは、これで3回目なのですが、この間、多良間空路は劇的な進化を遂げていたのです。
これは、2002年8月。9人乗りのアイランダー。
2012年は、39人乗りのDHC8。
今は、50人乗りのDHC8-Q400。この機材に変わってから、悪天候による欠航が少なくなって助かると、島の人が言っていました。
南大東空港も、同じようにローカル感満載でよかったのですが、多良間空港もええ感じの空港です。
多良間島は、宮古郡多良間村。位置的には、宮古島と石垣島の間ですが、文化的には宮古島との結びつきが強く、空路も海路も、定期便は、宮古島から出ています。
帰りのこと。空港で手荷物を預けると、保安検査の係員から「ロビー内は、エアコンが効いて涼しくお待ちいただけます。」と声がかかります。
これは、感じよかったですよ。ほかの空港だと、「混雑している」「乗り遅れる」と大袈裟に煽られて急かされるだけなのに。
ほんのちょっとした心遣いですが、こういうインセンティブがあれば、自ら進んで搭乗待合室に行こうという気になりますよね。
そして、最後に凄いエピソード。
ロビーで出発を待っていると、空港係員から、綺麗に小さく折りたたんだ千代紙を渡されました。「お渡しすれば分かるそうです。」と。
泊まった宿から、代金を多くもらいすぎたと、返金でした。僅か200円なのに。
取り次いでくれる空港係員もまた凄い。既に保安検査を済ませてロビーだというのに。
島も緩いけど、空港もユルイです。
台風で予定を繰り上げての出発だったのですが、こんなこともあったので、多良間島を離れるのが本当に名残惜しかった。
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