岩肌むき出しで、とてもビーチ=砂浜とは言えない海岸。
でもここは、写真家の北島清隆氏が「沖縄でもっとも美しいビーチ」だと言う、来間島の長間浜なのです。
台風で砂がえぐられ、ガッカリを通り越して、無惨な姿です。
まったく同じ場所ではありませんが、以前の長間浜はこんな感じでした。
長間浜は、過去にも、台風で砂がさらわれたことがありました。その後、徐々に砂が貯まっていって、いつの間にか元に戻っている、ということを繰り返してきました。
しかし、近年、砂浜のエリアが、少しずつ少しずつ減少しています。
理由は分かりません。ですが自分は、伊良部大橋の完成で潮の流れが変わったせいではないかと危惧しています。
来間島と伊良部大橋はこんなに離れているんだから関係ないだろ、と思われるかも知れません。
でも、宮古島の前浜は、来間大橋完成後、砂が南の方に移動し続けています。
下地島の17ENDも、空港によって埋め立てられた部分の西側に砂が堆積してできた景観です。
宮古島周辺では、大規模工事の影響で、特定の場所に砂が堆積したり、浜が痩せたりすることがあるようです。
最近は、伊良部島の渡口の浜や、伊良部大橋南側の砂州である、ゆにの浜の砂が増えているように感じます。
3~5年後には、来間島、伊良部島の景観はどう変わっているでしょうか。ずっと注視して行かなければならないと思います。
つづいては、こちらもちょっとガッカリな光景です。
お馴染み、砂山ビーチのランドマークの岩が、崩落の危険のため立入禁止に。
これでは、写真を撮っても美しくありません。
こちらは、伊良部島のフナウザギバナタ展望台。なんかスッキリしてしまいました。老朽化だか、台風で吹き飛ばされたのか分かりませんが、屋根部分がなくなっちゃいました。
といっても、海を展望するのには問題ないので、別にガッカリする必要もないのですが、前が結構立派だったので、少しだけガッカリしてください。
さて、次はこちら。超ビックリな写真です。
何処だと思います?宮古島の前浜でっせ!
一度にこれだけのバスが押し寄せました。ということは、今ここに、4~5百人は人が居るのでしょう。
これは、対岸の来間島から、望遠レンズで撮った前浜港周辺です。
前浜の近況については、先日こちらの記事に書いたとおりですが、リアル前浜は、さらに凄いことになっちゃっているのでしょうか。
プチ・プライベートビーチとして紹介してきた、来間島の猫の舌。いつの間にやらこんな施設ができていました。
まだ、営業はしていないようですが、前浜から個人客が締め出されて、ここに来るのかと想像すると、暗澹たる気分になります。
当ブログの記事が、たった1年でウソつきにならないことを願うばかりです。
もっとも意表を突かれたのは、ここ、宮古神社です。宮古島にあって、およそ観光名所とはかけ離れた場所で、普段は、お参りしている人を一人見かけるかどうかという、静かな佇まいなのですが。
その宮古神社が人で溢れかえっていました。クルーズ船で来た、団体様ご一行のようです。
すぐ近くには、宮古創世の神様が祭られている、漲水御嶽(はりみずうたき)がありますが、そちらには、誰も来ません。
「日本的なもの」が喜ばれるのだそうです。
オイ!境内は、無断立入禁止だぞ。罰が当たるぞ!
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