腐っても鯛。東洋一といわれる宮古島の前浜の海と砂浜は、相変わらず美しい。
しかし、ビーチを占有するパラソルやテント、海をカッ飛ぶ動力船。とても沖縄離島の海とは思えないシーンが増え、前浜は徐々に発酵しています。
これは、ちょっとどうなんでしょうか。近寄ったら危険だし、素人目にも海の生態系に悪そうだし、燃料もガンガン消費して排気ガスをばらまきそうだし。
多分、これは楽しいだろうと思います。でも、東洋一の海は、こんなことをしなければ楽しめないのでしょうか。
泳ぐわけではなさそうな人達。前浜港の近くでは、時折こんな光景が見られるようになりました。
クルーズ船に乗ってやって来た、団体客のご一行です。あまりに美しい海を見て、思わず足まで浸かりたくなってしまったのでしょう。
せっかく宮古島に来たのだから、この美しい海を見ないで帰る手はないと思います。それは理解します。
そのためなんでしょう。前浜港の駐車場は、大型バスの専用の区画が設けられました。
駐車場を拡張したわけではありません。小型車のスペースを潰してバス専用にしました。
「個人客より、金を落としそうな団体客を優先ですか。」なんてイヤミの一つも言いたくなります。
そして、クルーズ船来港時には、団体客を目当てに、前浜港の桟橋はこんな状態になっています。
中には、いつ行ってもある、常設のようなトレーラーも。ここは、桟橋ですよ。港湾管理者は占用許可を出すのですか?
これが、本来の前浜です。
場所は、東Qホテルよりは北西側、海に向かって右側です。ここいら辺りまでやって来る人は、ほとんどいません。今のところは、ですが。
当ブログでは、前浜の写真をこれまでずいぶん載せてきました。記事も何本も書きました。それほど素敵な場所です。
これからも、人のいない場所を探し、あるいは、人を避けて美しい海だけの写真を撮ることは可能だと思います。
でも、それでいいのでしょうか。
東洋一といわれる前浜。訪れる人が増えるのは当然です。しかし、東洋一を誇るのであれば、それなりの品格が必要だと思うのですが。
バブル真っ只中の宮古島。この超一級の観光資源をマネジメントする人も、多分いないのでしょうね。
腐っても前浜。今年の夏も前浜の海はとても綺麗でした。
今、目の前に、最高級の霜降和牛のサーロインがあったとします。
あなたならどう食べたいですか。サッと炙って、塩こしょうだけでいただきますか。それとも、たっぷりのスパイスと共にグツグツ煮込みますか。
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