2019年9月2日月曜日

10月1日ゆいレール延伸 来年春にはSuicaも




 沖縄都市モノレール、ゆいレールが10月1日に延長開業します。




 ゆいレールは、「那覇空港」を起点に、現在の終着駅は、「首里」。
 そこから先、北方向に4.1㎞延びて、「てだこ浦西」まで。途中に「石嶺」「経塚」「浦添前田」の3駅が開業します。

 これにより、那覇市内だけを走っていたゆいレールは、隣の浦添市に飛び出すことになります。

 


 ゆいレールの開業は、2003年。沖縄初の鉄道(正確には軌道)です。

 開業当初は、物珍しさもあって上々の滑り出しをみせましたが、その後はよくある乗客減で、将来が心配されていました。

 ところが、観光客の増加などもあって、奇跡のV字回復。最近は、むしろ混雑が問題となり、1両増結して3両編成にすることも検討されています。
 

(知っている人は思わず笑ってしまう?京急色のモノレール)


 延伸区間には、これといった観光名所はないので、地域の足として利用されるのでしょう。

 当初の開業予定より半年ほど遅れての延伸開業となりました。
 しかし、鉄道の開業は、新幹線を除けば、どの路線も、延期延期を繰り返すのが常。むしろ、僅か半年の遅れで開業できるのは、案外凄いことだと思います。



 
 そして、来年春には、ゆいレールでも、Suicaなどの全国区の交通系ICカードが使えるようになります。

 現在は、OKICAというオリジナルの交通系ICカードが利用できますが、Suicaなどとの互換性はありません。

 OKICAは、2014年に導入されたばかり。ゆいレールのほかは、一部バス路線に使えるのみで、あまり普及しませんでした。
 始めから、Suicaにしときゃよかったのに、と思いません?





 新たな終点となる「てだこ浦西」駅。

 「てだこ」は地名かと思いましたが、これはキラキラ駅名。
 沖縄の方言で太陽を「てだ(てぃーだ)」、それにに子供の「こ」を合わせて「てだこ」。
 浦添市は、かつて琉球王国の首都があったことから、こう呼ばれているんだそうです。何とかゲートウエイと同じか?





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