2020年3月16日月曜日

甘~い完熟物をどうぞ 西表島のパイナップル畑より




 マンゴーと並び沖縄を代表する特産品のパイナップル。

 パイナップルは、こんな素敵な場所で、気持ちよく育っていました。西表島住吉地区のパイナップル畑です。




 
 パイナップルは追熟しないので、ギリギリまで畑で成っていた物が一番旨いのですが、通常は、輸送の日数を考慮し早めに収穫します。

 なので、現地で完熟物をいただくのが一番の贅沢。どうだぁ~ これが甘々の完熟パイナップルだゼィ。




 国内で流通しているパイナップルの約95%は輸入品です。国産は、実は貴重品。

 パイナップルは、植えてから収穫するまで2~3年。多年草ですが、だんだん味が落ちてくるので、2回実をつけたら株分けをするそうです。意外と手間がかかります。


 絶景のパイナップル畑。遠くに見えているのは、鳩間島です。




 パイナップル(Painapple)とは、Pain(松)とappleの造語。松ぼっくりのような外見とリンゴのような甘さという意味だとか。

 パイナップルは、南国の植物。日本では沖縄のほかは奄美諸島の一部でしか栽培されません。しかも、酸性土壌を好むため、沖縄でも本島の一部と、石垣島、西表島、小浜島などに限られます。

 本島よりホンの僅かに気温の高い、八重山産が旨いと言われています。


 隆起珊瑚のアルカリ土壌の土地では、栽培が難しいのですが、近年宮古島でも、土壌改良により、宮古島産パイナップルが少しずつ出回ってきました。





 青いのは、日よけのネット。パイナップルはデリケートなので、日が当たりすぎても品質が落ちてしまいます。




 これがパイナップルの花。花パインと呼ばれるものですが、全体が花なのではなく、下の方に小さく飛び出しているのが花です。




 小振りのまま、熟してしまいました。こうした小さいものは、土産物用としては歓迎されませんが、味に差があるわけではないので、現地でのお買い得品になります。




 パイナップルは、栽培に手間がかる割に値段が安く、10年くらい前は、石垣島でも、売れ残り品が1個100円くらいで出回っていました。
 それではいくら何でも農家に酷だということで、最近は、投げ売りはできるだけやめて加工品にするのだとか。 





 マンゴーに比べると地味ですが、甘さと爽やかさと微かな酸味を備えた島の特産品です。しかも、最高に旨い国産パイナップルは、東京の高級フルーツ店ではなく、島の無人売店にあったりするのです。

 収穫期は、5月頃から。今年ももうすぐ始まります。是非現地で味わってください。



 某日某島の某民宿で、飲み会の最中に同宿だったお客さんからお裾分けが・・・♪




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