2020年7月15日水曜日

なごみの塔が再開しないのはもしかしてコロナのせい?



 おおっ~ いつの間にやらなごみの塔が復活している!



 と思ったら、まだだった。泣



 どう見ても、もう工事は終わっているのに。

 もしかしてコロナのせい!?



 竹富島のランドマーク、展望台なごみの塔です。

 老朽化と、観光客の無茶な利用が増えたことから、事故が起こる前にと、2016年9月から閉鎖されていました。



 なごみの塔は、集落に連絡事項を伝えるため、昭和28年に建築されたものです。
 古い建築の上、そもそもを観光客が利用することなど想定しなかったことから、急な狭い階段を上る危なっかしい構造物です。

 本来の役目を終えた後、平坦な島を見下ろせる展望台として、いつの間にか、竹富島には欠かせない観光施設となりました。


 なごみの塔は、国の有形登録文化財として登録されています。

 有形登録文化財とは、緩やかな規制の下、使いながら保存していくことがコンセプトの制度ですが、文化財としての価値を維持しなければならないため、建て替えはできず、補修レベルでしか手を加えることができないという制約があります。

 
(以前は、こんな感じだった)


 昨年から補修工事に入り、高圧洗浄、躯体や鉄筋のさび・剥落補修、表面モルタル剥離の修理、亀裂補修などを行い、安全性強化のため階段や塔上部に手すりを付け、階段下には門扉を設置する工事が行われました。

 事業費として、設計監理に498万円(国の補助金)、工事に1628万円(国からの一括交付金)、合わせて2126万円もかかった!


 3月には工事も完了し、町長が視察のため登っています。


 なのに、まだ立ち入り禁止なのは、コロナのせい!?




 下の写真は、なごみの塔の土台辺りから撮ったものです。ここもそれなりの高さがあります。





 こちらは、なごみの塔が現役時代に展望台から撮ったもの。5メートルほどの差ですが、やはり違います。



 なごみの塔に登ると密になるから?でも、屋外だから換気の問題はなく、一人ずつ登るか、二人で登ってもマスクを着けていれば、問題ないレベルのはず。

 せっかく補修したのに。家一軒建つくらいの金をかけたのに。早く、開放して欲しいものです。


 しかし、再開しても登り口に扉ができたので、きっと夜間は施錠でしょうね。こんな景色はもう見られないかも知れません。




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