おっかなびっくり行った、緊急事態宣言解除後、初となる沖縄旅行。
6月30日から、初めて味わう緊張感と共に、4泊5日の八重山旅行に行ってきました。その様子をレポートします。
まだ、沖縄に行く人は少ないだろうと、ある種の期待は抱いていました。
それが、そもそも羽田空港からしてガラガラ。
羽田空港行きの電車は平常運転されるも、空港リムジンバスは、路線によっては運休。運行されている路線も、間引き運転がほとんどです。
空いているおかげで、空港での手続きは待ち時間無しでスムーズ。ついでに言うと、飛行機も往復とも時刻表どおりの定時運航。羽田の発着便が少ないからでしょうね。
一方、空港ロビー内の飲食店、売店は、半分以上が閉店中。
早めに行って空港で昼食をと思ったら、とんでもないことになりました。開いている店を探して、広いロビー内を延々と歩くはめに。
いわゆる空弁を買おうにも、入荷が少ないらしく、ケースは空っぽ。
行きは、JTAの石垣行き直行便。空港がこんな状況なので、当然機内も人が少ない。後方の席だったこともあり、前後左右に人がいない。
機内サービスはあまりなく、飲み物は、紙パック入りの緑茶が配られるのみ。
羽田空港の手荷物検査の際、モニターで体温を測られます。しかも、石垣空港到着後、またまた体温を測られるのです。いくら何でもそんな短時間じゃ発症しね~よ!と心の中で突っ込みつつ、出口へと向かいます。
石垣空港連絡バスもガランガラン。
東運輸は、公共交通としての責任感からか、多少の減便に止まっていましたが、コロナ前は30分間隔で運行されていたカリー観光バスは、こんな状況に。
帰りは、石垣空港から全日空の直行便利用。
全日空は、石垣・羽田の直行便を1日2便飛ばしていますが、7月の前半は内1便を欠航に。自分の予約便は欠航となってしまったため、振り替えたものでした。
機内サービスは、紙コップでの飲料提供でしたが、メニューは、リンゴジュースと冷たいお茶のみ。
暖かいお茶とかスープを提供してもコロナとは関係なさそうなのだけれど。
使用機材も、B-787からB-767へとダウンサイジング。それでも、ガラガラではないにしろ空席が目立ちます。
まあ、出発前の手荷物預けからしてこんな状況ですから、推して知るべしというもの。
石垣島に着いて市街地を歩いてみると、島人は皆マスクを着けています。失礼ながら少し新鮮な驚きでした。ただ、よく見ると、鼻を出していたり、顎にマスクの人もチラホラ。
元々人が少ないせいか、ソーシャルディスタンスにはあまり関心がないようで、顔をくっつけて話す人もいて、ついつい気になっちゃいます。
石垣市街地の夜。美崎町周辺では、ほとんどの店が開いているようでしたが、通りを歩く人はまばら。外から見える範囲では、店内もガラガラ。
市役所通りでは、まだシャッターの降りている店が1/3くらいはあったように感じました。営業時間短縮で、昼間は開けている店もあるかも知れませんが。
その昼間のあやぱにモール(ユウグレナモール)。スカスカ。7月4日土曜日、午後1時ころの光景です。
正直、旅行に出る前は、人の少ない石垣島に期待していました。
しかし、航空機にしろ、飲食店にしろ、あるいは、離島航路の船にしろ、フル稼働していないにも拘わらず、ここまで人が少ないことは、ちょっと想定を超えていました。
6月も後半になると、都会のターミナル駅や繁華街では人出が増え、一見元に戻ったような印象でしたが、石垣島に来てみたら、一目で人が少ないこと分かります。
この時期、この島は、大勢の観光客で溢れかえっているのがあたりまえだった、ということなのでしょう。
以前当ブログでも記事にしましたが、かつての定宿、「ペンションぱいらんど」があった場所。跡地に建ったのは「ホテルWBFリゾートイン石垣島」。ホテルは営業中ですが、経営母体が民事再生手続き中。いわゆるコロナ関連破綻です。
自粛が続くと経済が回らない、とは最近よく耳にする言葉ですが、緊急事態宣言が解除されて1ヶ月以上、一般に沖縄のベストシーズンと言われる7月になっても、まだ、石垣島がこんな状態だとは、かなり衝撃です。
もしも、緊急事態宣言が今も続いていたら、石垣島はゴーストタウンになってしまったかも知れません。そんな気にさせるような光景です。
石垣島では、4~5月頃、マグロがかなりの安値で出回っていたそうです。航空機の減便で、島外への販路が絶たれたためです。
今の時点では、コロナの影響は飲食業、観光業が中心ですが、長引けば第一次産業にも悪影響を及ぼすのは必至です。
兎にも角にも、以前のような平穏な生活を願わずにはいられません。。
その後、竹富島、黒島に渡りました。その様子は引き続き次回に。
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