2020年7月8日水曜日

”コロナ後” 初の沖縄旅行 竹富島そして黒島へ


 おっかなびっくり行った、緊急事態宣言解除後、初となる沖縄旅行。

 前回に続き、竹富島、黒島の様子です。





 今回の旅程は、石垣島に1泊した後、黒島に3泊するものでしたが、2日目に当たる7月1日に、日帰りで竹富島にごあいさつをして来ました。

 石垣港離島ターミナルは、やはりガラガラ。

 去年までほぼ30分間隔で18往復運航されていた竹富航路は、今年は7月からの夏ダイヤでも、11往復までしか復活しません。


 竹富島では、この日から、水牛車観光が2業者の内1業者で復活。水牛さんと水牛乗りさん達は、今まで何をして過ごしていたのだろう。


 観光客は、船を降りた時点では、全員マスク着用でしたが、さすがにコンドイ浜ではマスク無し。

 島人はといえば、マスクの人、顎マスクの人、マスク無しの人など色々。食堂では、マスク無しのおじいが、丁寧に手をアルコール消毒している。
 いや、この状況ではそれが正解です。


 食堂は、主立った所は開いていましたが、中には跡形もなく消えているところも有り、単にコロナ休業なのか、本当に店じまいしてしまったのか分かりません。

 意外だったのは、外国人観光客がチラホラ居たこと。前から日本に居た人達なのでしょうが、全く居ないと決めつけていたので、ある意味驚きでした。
 もちろん、団体客は日本人も含めて見かけませんでした。
 




 一旦、石垣島に戻り、今度は黒島行きの船に乗ります。

 黒島航路は、昨年5往復(夏期のみ6往復)のところ、今年も4往復運航と、竹富航路に比べ減便率が低い。
 ずばり、観光客の利用が少ないからですよね。


 さて、離島に行こうとすると、また体温を測られます。

 まず、乗船券売り場にセンサー付きのモニターが。次いで、乗船時に竹富町の職員が待ち構えていて検温。さらに、民宿に着いたら「竹富町のガイドラインに従い」またまたまた検温が。

 僅か1時間くらいの間に3回。しかも、毎回体温が違う。最大37.1℃、最低は36.1℃。オレは変温動物か。笑


 空港から始まる数々の検温関所を通過すると、最後に同意書にサインを求められます。

 簡単に言えばこれは、竹富町長あてに「後日具合が悪くなったら連絡します。」という趣旨のもの。

 しかし、「何かをしてもいい」という内容ならば同意書でいいけれど、「こちらから何かをする」ことを約すのだから、承諾書でなければならないはず。
 小なりと言えども地方自治体。法律はきちんと調べていただきたいですな。笑笑




 黒島では、差しあたり、昼食を食べる店が開いているかどうかが大問題ですが、到着時の情報では、港前のハートランドと、テイクアウトのHORIE SANDがオープンしているとのこと。

 また、カフェICONOMAはテイクアウトで営業中。うんどうやも明日辺りからボチボチ、みたいな話だったので一安心。

 あ~ちゃんとよねおじさんの家は、まだお休みのようです。


 ほかには、レンタサイクルもやっているし、ダイビングショップも営業中。島唯一の売店であるたま商店も開いている。
 これだけあれば、黒島的にはほぼ問題なし。

 そのたま商店ですが、船が運休していたGW期間中、島人のため、毎日刺身を仕入れていたそうです。
 さすがですね。いざというときは頼りになります。 





 さて、次々と襲いかかる関門?を突破し、ようやく自由の身になってふと気が付いたのです。

 黒島観光にマスクは不要だ!

 観光といっても、黒島では、海で泳ぐか、自転車で島を廻るくらいしかすることがないのですが、普通に島を廻っている限り、他の観光客とも島人とも、接近する可能性はないと言ってもいいくらいなのです。

 以前から観光客も島人も少ないこの島では、ソーシャルディスタンスどころか、元々ディスタンス。

 その一方で、一人で軽トラを運転しているおっちゃんが、マスクを着けていたりするのは不思議と言えば不思議です。

 
 民宿で同宿の人達が、黒島滞在中唯一接近する可能性のある人達。でも、この人達は皆、何度も発熱チェックをかいくぐってきた同士なのです。笑笑笑


(今年から始まったらしいHORIE弁当)



 ちょうど石垣島に泊まっていた、6月30日、八重山ビジターズビューロー(観光協会)が、「島色、無限大〜Infinity yaeyama〜」と題した動画を公開したというニュースが流れていました。
 各島の風景や祭事50カットを繋いだ約5分の動画で、会長である石垣市長が、「コロナで止まった観光を徐々に回復させたい。」と語ったそうです。


 しかし、正直違和感があります。
 
 一時は、「今は来ないでくれ」とまで言ったのだから、そのフォローが絶対に必要です。
 「ご心配をおかけしました。どうぞ来てください。」というメッセージこそ、真っ先に伝えるべきことではなかったのでしょうか

 人が少ないのは、皆が八重山の魅力を知らないからではなく、八重山の魅力を知り尽くした常連さん達が、二の足を踏んでいるからだと思います。


 石垣空港でバス待ちの間、同世代の一人旅の人に話しかけられました。「なんか、ピリピリしてますね。でも、予約しちゃったからなぁ。」

 もちろん、自分もですが、この人だって予約しちゃったから渋々来たはずはなく、来たかったから来たのだと思います。
 せっかく来てくれた人が、変に言い訳をしなければならない雰囲気を早く何とかするべきです。
 
 
 金をかけて動画を作る前に、やるべきことがあったと思うと、少し残念です。





 今、八重山に行く人は、例年以上に体調管理に気を遣ってください。コロナでなくても、37.5℃以上の熱があれば、あちらこちらでチェックが入ります。

 一番気を付けるべきは、やはり熱中症だろうと思います。こまめな水分補給をお忘れなく。
 離島では、ペットボトル飲料などの自販機があっても、実は売り切れというケースも少なくありません。そんなことも気に留めておいてください。



 最終日の朝、晴天の黒島を後に、久々にマスクを着けて船に乗り込みます。

 到着した船からは、明らかに石垣島からの日帰り観光客と思われる人が3~4人降り立ちました。
 この日は、7月に入って最初の土曜日でした。



 今年も航空券が安く買える2月頃から、沖縄旅行計画を着々と進めていましたが、あの頃は思いもよらなかったコロナ騒動で、4月、6月と2回の予定をキャンセル。

 そうして、やっとの事で辿り着いた八重山の離島。もう、何度もここに来たのに、常に微かな緊張感と好奇心が入り交じる、新鮮な旅行体験でした。


 後ろ髪を引かれる、というよりも、不思議な達成感のようなものを感じつつ、帰途に着きました。
 




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