一生に一度は行きたい島、第3位は宮古島だそうです。
旅行会社の阪急交通社が、全国の20歳以上の男女500人にアンケートを行った結果が公表されています。
それによれば、一生に一度は行きたい島の第1位は屋久島、第2位は小笠原諸島、それに次ぐ第3位が宮古島、第4位が石垣島となっていました。
でも、宮古島なんて簡単に行けるんだから、「一生に一度」なんて言っていないで、サクッと行けばいいじゃん!というツッコミが今回のテーマです。 笑
一生に一度とは、「人生において1回切りである様」という意味です。
小笠原諸島は、確かにそう簡単に行けません。全国で一箇所、東京の竹芝桟橋から船で行くしかありません。それもほぼ週1便しか出航しません。
それでも、世界自然遺産である小笠原に、生きているうちに一度は行ってみたいというのはよく分かります。
屋久島は、それと比べるとアクセスは容易ですが、屋久島に行くということが、イコール縄文杉・弥生杉を見に行くということであれば話は変わってきます。
主要な屋久杉の群落を見学するには、徒歩で10時間以上の行程となります。健脚であることは当然の前提として、事前の準備や覚悟も必要です。
これまた世界自然遺産である屋久杉を、一度は見に行ってみたいという気持ちも分かります。
それに比べて、宮古島は、メチャメチャ敷居が低い。石垣島だって同じです。
東京・中部・関西方面から毎日直行便が飛んでるし、島に着いたら、レンタカーを借りでビヤーっと行けば、お目当ての場所に着いちゃいます。
屋久島や小笠原と肩を並べるのは、なんか申し訳ないほどです。
先日ANAがタイムセールをしました。
6月30日までの限定でしたが、羽田・宮古間の片道運賃は、11,370円でした。これは、東京駅から京都駅までの、新幹線のぞみ号の早割り料金とほぼ変わりません。
しかも、宮古島は、島に行きやすいだけではなく、行ってからのアクセスも容易です。
空港からレンタカーさえあれば、何処にでも行けます。実際、空港から車で1時間以内で行けない場所は、海中以外には思いつきません。
そうすると、なんで「一生に一度」みたいな話になるのでしょうか。結局沖縄は遠い、さらに離島となれば遙か彼方、というイメージなんでしょうね。
まあしかし、それならばそれだけの話とも言えます。
「お前が行き過ぎで、世間の感覚とずれているだけだ。」と言われたら、ぐうの音も出ません。
しかし、その一方で、宮古島、石垣島、その他離島は、オーバーツーリズムが問題になっています。
つまり、観光地としては既にキャパオーバー寸前ということです。
ある人達にとって、宮古島や石垣島は、一生のうちに一度行けたらいいと思っているほど心理的には遠い島なのに、実際の島は観光客で溢れている。
そう考えると、結構深い問題かも知れません。
何で簡単に行けるのに「一生に一度」なの?と驚くのではなく、そういう人達が少なからずいるにも拘わらず、島の規模からすれば十分な観光客が既にいる、ということに驚くくべきなのかも知れません。
でも、間違ったイメージだけで足が遠のいているのは、やはりもったいない。
まあ、一生に一度でもいいから、早めに、日本一美しい(かも知れない)宮古の海を堪能してみてください。
宮古島は、生活圏としても、普通の場所ですよ。
ファミリーマートありますよ。吉野家ありますよ。マクドナルドありますよ。大戸屋ありますよ。無印良品ありますよ。ドンキありますよ。ヤマダ電機ありますよ。TSUTAYAありますよ。おたからやありますよ。
東京・中部・関西方面から直行便飛んでますよ。時々激安セールをしますよ。スカイマークやLCCも飛んでますよ。
気に入ったら、一生に10回くらい行っちゃってもいいですよ。
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