なんじゃ こりゃあぁ~
出発日の前日午後に突如として発生した台風14号。
それで計画していた、ほとんど沖縄な奄美大島に行く予定を、出発当日の早朝急遽キャンセルしました。泣
今回のお話は、まあ愚痴といえば愚痴なのですが、かなり特異な事例なので、参考になることもあるかも知れないと思い、記事にさせてもらいます。
この記事をアップする9月17日朝現在では、中止にして正解だったかどうかも分からないので、結果を一緒にお楽しみ?いただけます。笑
計画では、9月16日に羽田を発ち、奄美大島経由で喜界島に。
喜界島で1泊した後、奄美大島に戻り2泊して、9月19日に10:45発の飛行機で鹿児島空港を経由して羽田帰る予定でした。
出発間近になった9月10日、台風13号が発生し、西北西に向かいます。この台風は、沖縄でも宮古・八重山にはあまり影響がなく、よりによって奄美直撃。
JALは、9月14日と15日の午前中に奄美空港を発着する便を、航空券の特別取扱いとします。つまり、変更、払戻しをしても手数料を取らないということです。
1日ずれていたらピンチでしたが、16日発なのでギリギリセーフ。
ラッキー♪
と普通思いますよね。ところがこの後強烈なオチがありました。
(気象庁HP)
出発前日の15日の夕方。念のためにと、通り過ぎているはずの台風13号の進路を確認したら、なんじゃ こりゃあぁ~なことになっていたのです。
まったく予想だにしていなかった台風14号が突如発生し、台風13号の直ぐ後を、ほぼ同じコースで追ってくる。
しかも、やたら足が早く、18日から19日は奄美地方はかなりヤバイ。
ふざけんなよぉぉぉ
日本の遙か遠くのマリアナ諸島辺りの低圧部(周辺より気圧が低いが低気圧ほどハッキリしていない)が、あっという間に台風になって、3日後には、沖縄奄美に急接近しますって、「ハイ分かりました」なんて言えるわけがない。
2年前の8月に、中国・四国地方に向かう予想だった台風の進路が、一晩寝たら、沖縄直撃に予想が変わっていたということがありましたが、今回はそれに並ぶ衝撃です。
(気象庁HP)
この台風の特徴は、
あまり発達せず、暴風域は発生しないかも知れない。
その割に大型で、強風域は広範囲である。
予報円が小さく、予想進路がかなり絞られている。
沖縄方面に向かう台風としては、速度が相当速い。
ということです。
また、15日15時点で、気象庁は台風発生を予測した一方、JTWC(米軍)は翌16日になっても、Typhoon認定をしていないのも特徴です。
いつもは、JTWCの方が気が早くて、気象庁が後追いすることの方が多いのですが。
さあ、どうしよう。
何しろ、明日朝出発するという日の夕方近くになって、実は台風が、と言われたのですから内心パニックです。
何とか冷静になって考えなければ。
出発は問題ない。翌17日も多分何事も起こらない。問題は、18日と19日です。
プラス要素は、台風の勢力が弱いこと。速度が速いこと。
JTWCが、なかなかTyphoon認定をしないということも、勢力が弱いということの証左です。
マイナス要素は、勢力が弱くても強風域がもの凄く広いこと。予報円が小さいこと。
迷走台風だった台風10号は、5日後の予報円が、北海道から和歌山県辺りまでの巨大なもので、何処に進むかまったく分からない状態でした。
それに比べれば今回の台風は、ほぼ確実に奄美大島付近にやって来てしまうでしょう。
18日は風雨で何もできない可能性が高い。最悪の場合、午後以降ホテルに閉じ込められることも考えておく必要がある。
19日は台風一過となっている可能性が高いが、自分が乗る予定の鹿児島行きは、小型のプロペラ機。
10:45だと、欠航になる恐れもある。羽田に直行する便は午後発で、かつ、ジェット機なので、これに振り返られば無事帰れそうだけれども、その保証はない。
1日繰り上げて18日に帰ろうとしても、むしろ18日の方が欠航の可能性は高い。17日なら大丈夫だろうけど、それでは、奄美大島・喜界島1泊2日の旅になってしまう。
今回は、どうしても帰りを延ばすわけにはいかない事情があったので、やはりキャンセルがベストな選択だろうということになったわけです。
Windyでは、19日11時の奄美市の風速を17mと予想していました。
(Windy.com)
出発当日、朝4時に起きました。午前3時発表の気象庁の台風情報を確認するためです。
一縷の望みを託したのですが、進路はあまり変わらず。これで諦めて、今回は旅行をキャンセルすることにしました。
当ブログでは、「沖縄旅行が台風で中止になる確率」という記事を書いて、時々更新していますが、今回の中止で、6月から10月までの台風シーズンに、沖縄(奄美地方を含む)旅行が台風で中止になる確率は、3.5%(5回/143回)ということになりました。
まあ、無理矢理自分を納得させるとすれば、前日に気が付いたので、まだよかったということでしょう。
普通なら、直前に台風が通過した後、旅行期間中にもう次の台風が来るなんて想像もしないですから。
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