2015年2月5日木曜日
雨の沖縄・・・それでも敢えて写真を撮った
西表島の秘境イダの浜で、さあシュノーケリング、と思っていると、突然のスコール。
晴れてるのに~なんでここだけぇ?
沖縄では、ごく限られたエリアにだけ、どっと俄雨が降ることがあります。この状態を、「片降り(かたぶい)」と言いいますが、片方は降っているのに片方は降っていないという意味らしく、この写真もまさに片降り。
このときは、元々泳ぐつもりだったので、防水ケースに入れたカメラのシャッターをそのまま押せば、雨の写真が撮れました。
が、しかし一方、こちらは雨の竹富島。なんかもう土砂降り。
何もすることがないから、写真を撮りに外に出たのですが、一眼レフカメラをビニールに包んで傘をさして、左手で傘を抱えつつレンズをズーミングし、右手でカメラを構えてシャッターを押しました。
苦労した割には・・・まあ、でも「雨」は撮れました。
花に囲まれた竹富島の集落は、雨でもそれなりに風情があって綺麗なのですが、その、「それなり」感を写真で表現するのはとても難しいのです。
こちらは、来間島来間漁港。ここから来間大橋を前景に朝日を撮る予定だったのに、直前に片降り。本当に自分の頭の上だけ降ってる感じでした。
ちなみに、その少し前に撮ったのが下の写真。あんな「シャワー付き」みたいな雲がこっちに来ちゃったのかも。
台風時の宮古島。嵐の中、どさくさに紛れて車道を横断する、でんでん虫発見。
同じく宮古島です。雨上がり直後の何の変哲も無いアスファルトの道路ですが、水溜まりに庭先のブーゲンビリアの花が映っていて、プチ沖縄らしい光景。
率直に言って、今回お目にかけた写真は、芸術的観点から雨の沖縄を表現したい、と思ったわけではまったくなく、たまたま降られたから、とか、雨でやることがないけど、じっとしていると今宵のビールが旨くないからカメラを持って出かけてみよう、とか、ブログネタに使えるかも知れないからなんか撮っておこう、とか、まあ、そんな動機で撮ったものばかりなんです。
雨が降ると、色もコントラストも出ず、少なくとも風景写真の分野では晴れたときに撮りたいのが本音です。雨の沖縄を自分の感性で表現する(それも自己満足ではなく)なんてとても難しくて、チャレンジすること自体おこがましいとも思えるのですが、それでも取り敢えず、シャッターを押さないことには始まりません。
今宵のビールのため少し外に出て、といった動機であっても、カメラを構えてシャッターを押せば、もしかしたら、幸運が訪れるかも知れません。
ところで、雨が上がって太陽が顔を出せば、期待するのは虹。次は、近いうちに虹の写真をお目にかける予定です。
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