石垣島をメインに、周辺離島にも足を伸ばす旅に出かけていました。
実質滞在日は、8月23日・24日・25日・26日の4日間。しかし、事前には絶望的な週間天気予報が。
(気象関係の図表等は、すべて気象庁、石垣島気象台のHPから引用。)
当ブログでも、既に2回ほど記事にしましたが、とにかく沖縄の天気予報は当たらないと、島の人も観光客も口を揃えます。
なので、こんな天気予報であっても諦めるのは早い。(と自分に言い聞かせる。)
8月23日。現地石垣島は、午前中は曇りで一時薄日が差す程度の天気。早めに昼ご飯を食べ食堂から出ると、何と晴れ。
その後も、多少雲が出るものの、日没までほぼ晴れの天気が続いてくれました。
やれやれ。本当に天気予報が外れてくれたよ。
明けて24日は、午前中曇り。この日も午後から日が出てきて、13時以降夕方までは曇り時々晴。雨は降らず。
(別にこのホテルに泊まったわけではありません。笑)
24日17時発表の天気予報。気象台が根負けしたかのように、晴れの予報に切り替わりました。
ところが、その日の夜は、満月なのにそれが全く見えないほどのぶ厚い雲。朝方には、一時かなり強い雨も。
それを見て予報を変えたのか、翌25日5時発表の天気予報では、またまた曇り~雨に戻ります。
すると予報をおちょくるかのように、今度は晴れ。25日の朝9時頃です。
こりゃもう、天気の気象台いじめ。天気ハラスメント、いや、晴ラスメントか。
もっとも、25日は、スッキリ晴れたのは朝方の一時期だけ。
それでも基本曇り、たまに薄日が差す天気で、雨は、時折パラパラとスコール(片降い)があった程度。
そして、26日は、終日晴れ時々曇り。短時間のスコールはあったものの、4日間で一番いい天気だったのです。
結局今回の旅行期間中の天気は、ほとんど晴れか曇り。つまり、天気予報は全く当たらならなかったわけです。
いい方に外れてくれたので、文句はありませんが、もし、逆だったら、絶対にブツクサ言っていたと思います。笑
これでいいのか天気予報!
無責任な野次馬的発言をするならば、「気象庁なにやってんだ!こんな天気予報じゃ意味ないじゃないか!」ということになると思います。
でも、冷静に考えると、本当に予報が難しかったのでしょう。
というのも、今回は、概ね晴れたとはいえ、青空に夏の雲といった、例年の夏らしいスカッとした晴れではなく、日が照ったから晴れ、という感じで、毎日強い風も吹いていました。
波照間航路は、台風でもないのに連日の欠航続きで、ちょうど旧盆と重なったため、色々な意味で影響は大きかったことでしょう。
何でこんなことになっちゃったのでしょうか。素人なりに考えてみました。
これは、ダブル台風が本州を襲った直後の、8月25日12時の天気図。ダブル台風のみ報じられていましたが、いつの間にか沖縄近海に、熱帯低気圧が二つもできています。
そして、熱帯低気圧の雲なのか、別の雲なのか分かりませんが、沖縄の南西には、巨大な雲の塊が。
この雲の塊は、ほとんど移動しない厄介者で、台湾では、死者まで出す大雨になりました。
この雲の巨大さに比べれば、石垣島など点に過ぎません。その小さな点である石垣島に、巨大な雲の周辺部分がかかるかどうかという、何とも微妙な日々が続いていたようなのです。
改めて、8月22日からの週間天気予報を見てみましょう。
23日からほぼ同じような予報が続いています。特に25日以降は、全く同じです。曇一時雨、降水確率50%、信頼度C。
これは、要するに予報ができないというサインなのだと思います。
大きな塊の雲が沖縄近海に発生し、動きが鈍いとうところまでは予測したけれど、その雲の縁に当たる石垣島などに、雲がかかるか否か、つまり、晴れるか降るかは何とも・・・みたいな感じだったのですかね。
でも、だったら、そういう情報を流してもらいたいと思いませんか。
「雲のわずかな動きによって、晴から雨まであり得るので、予報困難。」
その方が、皆、緊張感をもって天候を注視するのではないでしょうか。
実際は、「よく分からないから、取り敢えず悪い方に予報を出しとけ」みたいな感じで、これでは却って、天気予報の信頼を損ねているのではないでしょうか。
とにかく、沖縄の天気予報は当たらない。残念ながら、このことを何度も経験しました。大海原に小さな島が点在する沖縄では、現代科学の粋を集めても、正確な天気予報は難しいのでしょう。
沖縄に行かれる人は、天気予報はもちろん見てもらって構いませんが、それに加えて、スマホで気象庁のホームページを開いて、気象衛星の画像や、レーダーナウキャスト、アメダス等も見てください。
そして実際の空を見上げて、雲の動きも追ってみてください。
それも、沖縄旅行の醍醐味なのかも知れませんよ。
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