2019年2月13日水曜日
オリオンビール空き缶コレクション 最近編
オリオン座を描いたオリオン缶ビール。なかなかセンスのいいデザインだと思います。
買収問題に揺れる、オリオンビール。経済ニュースでは、色々報じられています。
だからというわけでもないのですが、最近、と言ってもここ5年くらいの、様々にデザインされたオリオンビール缶を並べてみました。
毎年春に登場する「いちばん桜」。オリオンの麦芽100%ビールです。
こちらは「夏いちばん」。麦芽100%ではないですが、麦汁の量をアップした夏限定バージョンです。
時々出る、限定醸造のエールビール。
エールビールは、オリオンのイメージとはかけ離れているように思いますが、どの程度売れるものなのか、アドバルーンを上げているのでしょうか。
つい最近のような気がしますが、あれから結構な年月が流れました。新石垣空港開港記念缶です。
創業55周年を記念して発売された復刻版です。
沖縄進出決意缶?今年中には、沖縄進出を果たす予定のセブンイレブンですが、これは、2年前に内地で売られていました。
当然ですが、セブン以外では売られていないと思います。ということは、沖縄では買えなかったということに。
缶の反対側には、「名護工場製造」のタスキが。沖縄で製造したけれど、全部沖縄から持ってきて内地で売ったのでしょうか。よくわからん缶です。
オリオンビールが生まれたのは、アメリカ統治下の1957年。沖縄ビール株式会社として発足し、商品名の「オリオン」は公募で決まったそうです。
当初は、ドイツ風の濃厚なビールを造っていたものの、売り上げが伸びず、沖縄の気候風土に合ったアメリカ風の軽いビールを製造したら、これがヒットし、最盛期には県内シェアの9割を占めたこともあるそうです。
現在の筆頭株主は、アサヒビールです。アサヒの販路で、内地のコンビニでもオリオンビールが普通に買えるようになりました。
左が、純オリオン、右がアサヒルートの内地用オリオンビールです。
オリオンビールは、その発足当時多くの県民が出資し、そのため個人株主が多いと言われています。
今現在の筆頭株主は、アサヒビールですが、持ち株比率は10%に過ぎません。
昨今の買収話とは、野村HDが広く散財している株式を買収し、一定数を確保して大株主となることで発言力を強め、それによって低迷する県内・国内消費によるじり貧を脱し、海外進出に活路を見いだそうとするもので、会社の取締役会も歓迎していると報じられています。
オリオンビールは、資本金3億6千万円。売上高300億円弱。アサヒビールの売上高が1兆円弱であることと比べれば、オールJAPANでは中堅企業レベルでしょう。
しかし、沖縄で行われるイベントのほとんどに後援しているといわれる、オリオンビール。沖縄にはなくてはならない企業です。
個人的には、あまり夢を追いかけずに、地元密着の手堅い事業を展開して欲しいと思うのですが、いかがなものでしょうか。
なお、オリオンビール空き缶コレクションの記事は、2013年2月にも書いたので、ついでに、そちらもご覧いただければと。
オリオンビール空き缶コレクション
オリオンビール空き缶コレクション(デザイン缶編)
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