西表島の民宿で、お客さんから「バラス島がなくなった」という話を聞いたのです。
バラス島は、西表島の船浦港と鳩間島の間辺りにある島、と言うより砂州です。大海原の中、何故かここだけ砂が集まって島のようになっていました。
小浜島に近い浜島とか、宮古島のゆにの浜とか、そういった感じの場所です。
これは、15年ほど前に撮った写真ですが、遠くにバラス島が見えています。
今年9月、当時と同じ場所で撮ってみたのですが、それらしきものがない。
本当になくなっちゃった!こりゃ大変!一大事!
といっても、ただの砂州ですから、昔から、大きくなったり小さくなったり、形を変えたり、場所を少し移動したりしていました。
聞いた話では、昨年から徐々に標高?が低くなり、満潮時には水没することも多かったようですが、今年は、干潮時間帯でもうっすらと砂地が現れる程度だった時期もあったそうです。
ところで、バラス島は、正確には砂ではなく、親指大の珊瑚のかけらでできています。その点でも、大自然の不思議です。
周辺の海は、こんなに綺麗な珊瑚礁です。
バラス島行きのシュノーケリングツアーを扱っていたショップは、大変だろうと思います。珊瑚が変わらなくても、看板が消えたようなものですから。
バラス島は、当ブログでも、かつて、八重山諸島のベストビーチ10として紹介したこともある美しい砂浜です。
そもそも存在すること自体が不思議な「島」ですから、消えてしまってもやむを得ないのかも知れませんが、2015年頃にも海面下に沈んだ事があり、その後復活していますから、そんなに心配しなくていいのかも知れません。
でも、万一本当になくなっちゃったら残念ですよね。
写真は、2012年8月のものです。
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