伊良部島渡口の浜。干潮時間帯に現れた美しい砂模様です。
砂浜があって、そこに偶然の作用で、しかも波と風の力だけで、人が想像もできない砂模が出来ます。
宮古・八重山諸島の海岸で見かけた、大自然の芸術品です。過去に当ブログでご紹介したこともある写真も含めて、砂浜アート7連発をお届けします。
台風直後の来間島長間浜。
台風の強い風が吹き荒れた後ですが、ただの砂なのに、突起物のようなものが綺麗に並んでいました。何で?
宮古島近くの幻の浜、ゆにの浜です。
海中の砂だまり、砂州です。この大量の砂自体が波を受けて海を漂い、時として美しくまとまります。
宮古島西浜崎です。
かつて、当ブログで、「枯れてない枯山水」という意味不明の日本語で紹介したことがあります。笑
その後、干潮時間帯を狙って何度か行きましたが、ここまで美しい枯れてない枯山水にはお目にかかれていません。
西表島月が浜です。
この縞々模様も美しいのですが、コテで整形したように整った部分とは、一体どういう按配で分けられるのでしょうか。
真っ白で不純物のない混じらない砂地に、まるでテクスチャーのような模様。あまりに整いすぎて人工の壁のようなので、ヤドカリさんに歩いてもらいました。
宮古島与那覇湾です。
こちらの砂浜アートは、石垣島川平湾の対岸に出来たカニの巣穴です。
カニは、砂浜に巣を掘るとき、砂を小さな団子状にして外に捨てます。まるでカニの画でも描いたようです。
砂浜アートは、偶然の産物である以上、日本中どこの海岸でもありそうですが、沖縄の海に出来やすいのは、砂が細かいことと、遠浅な場所が多いためだと思います。
同じような時間帯、気象条件を狙って同じ場所に行ってみても、同じものが見られることはありません。
見つけた時に、写真に撮って記録しておくしかない、一期一会の絶景です。
こちらは、人間が創った砂の像。見事です。これとの対比で自然にできた砂浜アートを見ると、改めてその凄さを感じませんか。
それと同時に、運がよければ、こんな凄いものが普通の場所で見られる、沖縄の海岸もまた凄い。
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