当ブログは、本日3周年となりました。
いつもご覧いただき、本当にありがとうございます。
この間、最も多く読まれた記事はこちら。「女子沖縄一人旅について」。
そこで、今回、3周年記念特集として、実際に沖縄を一人旅する女子の生の声を集めた、「女子沖縄一人旅について」スペシャルバージョンをお届けします。
まずは一人旅に出る理由を聞いてみました
海が大好き。湘南海岸には一人では行けないけれど、人の少ない沖縄の海なら一人で行ける。
海外に一人で行く友達に刺激を受けた。
自分の人間力全開っ!みたいな感じが好き。
一人だと、必然的に知らない人と話すことになるので、自分の知らない旅情報を沢山得ることができる。
写真好きなので。心置きなく写真を撮っていると友達のひんしゅくを買うから。
友達を誘っても、「日焼けしたくない」「沖縄は食べ物が・・・」とか言って来ない。
周りの友達は、きれいなホテルじゃなきゃ嫌なコばかりなので、民宿に泊まるなんてあり得ない。
人のイビキが気になって眠れないから。
旦那さんは仕事が忙しいので。気持ち良く送り出してくれましたよ。内心は分からないけど。
友達がドタキャンし、キャンセル料の関係もあって泣きながら一人で行った。帰った後は、達成感でまた泣いた。それ以来、やみつきに。
なるほど。一人旅の魅力は、「自由・気まま」などと簡単にいわれますが、実際聞いてみると、様々なきっかけや理由がありました。
意外や一人旅の敵は身内?
「一人旅なんて凄い」「カッコいい」と大袈裟に言われるのが、正直ウザイ。
「出会いがあるといいね」としつこく言われる。暗に、沖縄に女一人で行くのは、男目当てだろうと言われている感じがする。
沖縄はリゾート地というイメージのせいか、一人で行くと言うと変わり者扱いされる。京都に一人旅なら何も言われないのに。
いい歳して、海に行って何するんだという目で見られる。
20代前半の頃、沖縄に一人で行くと言ったら、親が異常に心配した。
そうでしたか。これは聞いてみるまで分かりませんでした。
女の人が、「沖縄」に一人旅するとなると、外野の声が一段と大きくなるんですね。
これに関しては、当ブログから提案があります。
端に「沖縄に行く」と言うと、相手は、沖縄 → 海 → ビーチリゾート → プール付きのリゾートホテル・・・と、勝手に頭の中で連想して、「そんなところに一人で行って何するんだ。」となりがちです。
出来上がったイメージを壊すのは面倒なので、初めからこちらの土俵で話を進めればいいのです。
例えば、「小浜島に行きます。」「それ何処?」「石垣島から船で30分位。」「沖縄?」「そうです。」「何しに行くの?」「ノンビリしに。気が向けばシュノーケリングしたり、サイクリングしたり。」「ふ~ん。」というやりとりになれば、こちらのもの。
自分は、特に親しい人でなければ、何処で何をするか話さず、こっそり出掛けていました。
それ以外には何かハードルはありますか?
方向音痴で地図を見るのが苦手なので、いつも道に迷っている。
車なしでは何処にも行けないのに運転が苦手。こんなときに王子様が現れてくれたらなと。
船が欠航して目的地に行けなくなった、台風が来そう、体調を崩した、など予定外のことが起こったとき相談できる人が欲しくなる。
カヌーのツアーに参加して、自分は一人で、向こうはカップルで楽しそうに漕いでいるのを見てうらやましくなった。
その他、一人旅だとツアー代金が高い、レンタカーが割高になるなどのコスト面の問題は、皆さん共通のようです。
一人で泳ぎに行きます?
フツーに一人で海に行って、一人で泳ぐ。
友達に話すと驚かれるけれど、そもそも人が少ないのだから気にならない。
女だからというわけではないけれど、一人でシュノーケリングとかはちょっと怖い。
最初は抵抗があったけれど、今は慣れた。
小さな島ではほかにすることもないので、宿で誘えば、大抵誰か付き合ってくれる。
一人旅未経験者の心配事の一つは、一人で泳ぎに行くことだそうですが、行った人にとっては、そんなに問題でもないみたいです。離島のビーチは人があまり居ないので、そもそも、人目が気になるということがないようです。
一方、こちらは意見が分かれました。
一人ご飯は抵抗ありますか
正直きつい。お昼は抜いてしまうこともある。
窓越しに食堂を見て、空いていそうだったら安心して入れる。
一人でカフェとかには入りづらいけれど、コンビニがある島なら、何とかなる。
特に気にならない。
宿で朝夕食べるから、お昼だけだし問題はない。
宿で知り合った人と、お昼を食べに行ったり、飲みに行ったりすることも結構ある。
地元系の食堂に入ってみたら、そこそこお客さんが居て、大きなテーブルしか空いていない。店の人は「こちらにどうぞ」なんて言ってくれないし。
でも、そういうときは、構わず空いている席に座ってください。そこいら辺は、本当に大らかです。そば1杯食べたいだけなのに、4人掛けの畳の席しか空いていない、などというときも、遠慮は無用です。
気を遣ったつもりで、隅っこのカウンター席に座ったら「お兄さん、こっちきなさいよ。」なんて言われることも。
入店時に、愛想良く迎えてくれることは少ないですが、臆することはありません。島の人は、一見無愛想だけれど、こちらから話しかけると、3倍帰って来るようなことがとても多いです。
行ってよかった特別な経験は
与那国島まで行って、帰りの飛行機が悪天候で欠航になった。予約済みだった石垣・那覇経由関西までの飛行機の再手配と追加宿泊の手配をすべて一人でやらなければならず、泣きそうになったけど、今となってはいい経験だったと思う。
色々あって精神的にもきつく、前日も飲み過ぎの最悪のコンディションで沖縄に行ってしまった。空港でレンタカーを借りて、目的地に向かって黙々と運転していたら、突然、それは綺麗な海が視界に飛び込んできて、重い気分が一瞬でリセットされた。本当にこんなことが起こるんだと思った。
突然のスコールに見舞われ、慌てて近くの民家の軒下に逃げ込んだら、中に入れてもらってお茶まで出してくれて、お話もした。
よかった思い出としては、人との出会い、触れあいを挙げる人が多く、一人旅女子同士仲良くなって、その後、旅友になったという声もありました。
一緒に旅をする人がいなければ、知らない人と話すしかないわけですから、結局そのことが、出会いの機会を作るということですね。
嫌な思いをしたり怖い目に遭ったことは
治安面などでは、特に怖い思いをしたという声はありませんでした。
エピソード的なこととしては、
島で会ったおじいが、何処に泊まるのかと聞いてきたので「○○ホテル」と答えたら、「あそこは高い、家に泊めてやる。」と言い出して、お断りするのに一苦労だった。
民宿で、夕食時に食堂に行ったら、自分以外の客が全員男性だったので、最初はどう話しかけたらいいのか戸惑った。
民宿のおじいが、私と他の独身男性客とを無理矢理仲良くさせようした。相手の人が空気を読んでくれたので助かった。
日没直前に道に迷い、必至で人を探してやっと見つけたおじいに集落までの道を聞いたけれど、方言で、何を言っているか分からず。言葉の端々を拾い、ジェスチャーも交えて何とか帰り着くことができた。
う~ん。島のおじいがなかなか手強いようですな。
自分は、レンタカー運転中におじいにヒッチハイクされたことがあります。病院に行くのだが、その時間帯にバスがないから乗せてくれと。いつもそうして誰かの車に乗っているようです。降りる時、バス代相当の540円をくれそうになりました。
でもこちらでは怖い思いをした人も居ました
ゴキが遠慮なく部屋を通過していった。
ヤモリ。最初に部屋で見たときはビビッた。今では愛おしいけど。
ガサガサと音がしたので振り返ったら、ゲジゲジが。
なるほど。でも、これは宿の・・・ですから・・・ねぇ。民宿だから虫が出る、という訳では決してないですよ。
最後に、
笑える・笑えない?一人旅とんでもエピソード
海に行く途中、道に誰~も居なかったので、着ていたTシャツと短パンを脱いで水着で自転車を漕いだ。最初はとっても爽快だったけど、しばらくすると向こうからカップルが。しかも、後ろからは軽トラがやって来て、皆に好奇の目で見られた。再び着込んでチャリに乗りました。
宿で知り合った男の人と、飲んでいるうちに意気投合して、夜一緒に星空を見に行った。私は、真っ暗な草むらに寝転んで空を見ていたけれど、何事も起こらなかった。
いかがでしたか。一人旅「あるある」でしたか。一人旅未経験の方は、何となくイメージが膨らんだでしょうか。
ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
おかげさまで、3周年記念に相応しい、中身の濃い記事が出来上がりました。
大元の、「女子沖縄一人旅について」の記事は、沖縄好きが集まる飲み会の席で聞かれて答えたことを、せっかくだからブログにも、という軽い気持ちで書いたものでしたが、当ブログ最大のヒット記事になってしまいました。
「最近のアクセスTOP5」でも、1位を明け渡すことが滅多にない、ロングセラーでもあります。
適当に書いた訳ではもちろんないのですが、ここまで大勢の人に読まれると、自分としてもちょっと不安になり、いつか、メンテ・フォローをしなければいけないと思っていたのですが、検証の意味も込めて、実際に一人旅をしている人の声を集めてみようと思い立ちました。
去年辺りから、沖縄旅行中の一人旅の女の人に話を聞いてみたりしたのですが、そもそも、一人旅の人と知り合う機会がそんなに多いわけでもなく、あったとしても、いきなりそんな話を切り出すのもどうかと思っているうち、タイミングを逸してしまい、結局大した話を聞けずに終わったりしていました。
このペースだと記事にできるまでに数年かかるなぁ、これは企画倒れかな、と一時は思ったのですが、たまたまSNSで話題を振ったところ、協力者が現れ、さらに、「友達にも聞いてあげる」的にネットワークが広がりました。
さらに、別のSNS繋がりの一人旅派にもお願いした結果、目標の10人を大きく超える20人近くの人の声を集めることができました。
ブログに載せると、きちんと説明しないで話を聞いてしまった方もいて申し訳無いのですが、個人を特定できる内容は一切入っていないので、ご了承ください。
改めて感じたことは、男女を問わずですが、一人旅をするのはまだ少数派で、一人旅をしない人との間には意外な溝があること、一方、一人旅の魅力に取り憑かれた人は、構わずドンドン一人で旅に出ているということでした。これも一種の二極分化なんでしょうか。
一人旅未経験の方、一人旅派は、全体の中では少数派ながら、皆こっそり?旅を満喫しているようですぞ。
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