2020年9月30日水曜日

火災とコロナでダブルパンチの首里城と那覇の近況

  


 9月25日金曜日夜9時頃。那覇の国際通りです。

 全国的に人出が戻ったと言われた、9月のシルバーウィーク4連休。その直後の金曜日、昔流に言えば花金なのですが、まるで深夜のよう。


 コロナ感染者の増加で、沖縄県が独自の緊急事態宣言を発した影響もあったのでしょうか。沖縄随一の繁華街は、シャッター通りと化していました。


 国際通りのほぼ真ん中、むつみ橋交差点です。タクシーもまばらです。




 窓ガラス越しに客席が見えるシースルーの飲食店も、がら空きなのが丸見えになってしまい、却って客が入りにくいのでは?



 代わってこちらは、首里城跡。

 昨年10月末の火災で正殿が焼失し、ようやく再復元に向けての準備作業が始まりました。しかし、完成は、2026年度の予定とのこと。 


 
 正殿は、焼失しましたが、残っている建造物も多く、従来通り公開されています。
 しかし、そうはいっても魅力は半減。それに加えてコロナのダブルパンチ。まさに泣きっ面に蜂です。



 平日の夕方近くの時間帯だと、観光客より警備員の方が目立ちます。

 人のいない通りは、ネコに占領されていました・・・というわけではさすがになく、単に態度のでかいネコがいただけです。笑




 7月・8月とガラガラだった航空機は、9月になると、かなり人が増えたように感じていました。

 しかし、それは、運休と機材の小型化(ダウンサイジング)によって、1機当たりの乗客が圧縮された結果であって、乗客の伸び自体は鈍いようです。

 9月26日土曜日の那覇空港の出発便案内。午前中は欠航便が多いにも拘わらず、普通席が満席となっている便はなし。



 那覇空港では、待望の第二滑走路が供用を開始しました。でも、減便続きでは宝の持ち腐れです。



 ゆいレールでは、Suicaなど、交通計ICカードが使えるようになりました。

 そのゆいレールもガラガラ。朝夕のラッシュ時を除けば、何処から乗っても座れます。昨年までは想像もできなかったことです。


 国際通りで、今シャッターが降りている店のほとんどは、一時休業ではなく、閉店だろうと言われています。

 8月のお盆時期、人の居ない国際通りが、まるでコロナの象徴のように報道されていましたが、9月になって全国的に人出が戻っても、ここは取り残されたようです。

 昨年までのように、深夜まで大騒ぎをし、自撮り棒を片手に歩道を塞ぐグループに占領された国際通りは嫌でしたが、こんな国際通りも見たくありません。


 沖縄県が発表した、令和2年8月の入域観光客数は、202,800人。対前年同月比19.9%。つまり、昨年の2割しか戻っていないのです。

 不要不急の外出を控えるよう、耳にタコができるほど聞かされた2020年。しかし、行く方は不要不急でも、迎える方は不要でも不急でもない、必要で至急なのが旅行というものではないでしょうか。

 沖縄の長い夏も間もなく終わります。秋~冬に増える修学旅行や団体客も、今年は期待薄でしょうね。


 かつて、日本三大ガッカリ名所のひとつと言われた守礼門。理由は、門だけ先に再建され、その先がなかったからですが、再びガッカリしなくて済むよう、一日も早い復活を願っています。



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