宮古の島々の中で最も北にある池間島。そのほぼ北端に、あまり知られていないビーチがあります。
その名はカギンミ(カギンミビダ)。別名ロープ海岸です。
ロープ海岸と言われるのは、このロープがあるから。
道路からビーチに出るには、かなり急な坂を降りなければなりません。ロープを張ったのは、島の海人だとか。
ロープがどのくらいの加重に耐えられるのかよく分かりません。それに、ここを降りて海に行こうとする人は、ほとんどがビーチサンダルなどの軽装だと思うので、慎重の上にも慎重に進んでください。
しかし、苦労してビーチに降り立ってみると、そこには、宮古らしい穏やかで美しい海が広がっています。
砂浜部分はあまり広くありませんが、岩場に囲まれていて、プライベートビーチ感たっぷり。
場所は、ちょっと分かりにくいのですが、フナクスの駐車場から、200メートルくらい北方向に進むと入り口があります。
だいたいこの辺かな、と思う辺りに路駐している車があったら、それが目印みたいな感じです。
以前は見かけなかった気がするのですが、小さな看板標識が立っています。
夏には、ここの岩場もアジサシの営巣地となっていました。プレジャーボートが近くを通過しても、あまり驚く様子はありません。
カギンミという地名は、同じく池間島のフナクスと共に、今ではGoogleマップにも出ていますが、以前は、島の人しか知らない名前でした。
誰が名付けたのか、ロープ海岸、フナクスはブロックビーチという愛称で、コアな宮古ファンの間で口コミで知られるようになった場所、そんな存在でした。
ここからフナクスまでの間の海は、珊瑚が群生していると言われていましたが、今は、かなりやられてしまったそうです。残念です。
それでも、とても綺麗なビーチであることは代わりません。
ここを訪れる人は、以前より増えましたが、アクセスが悪い分、泳いでいる人はまだ少ない別天地です。
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