2024年7月30日火曜日

竹富島のできれば聞きたくない話



 竹富港のターミナルに置かれたゴミ箱です。

 「ゴミ箱を利用される方は入島料(300円)のご協力をお願いします。」と書かれています。

 竹富島のゴミは、船で石垣島まで運ばれて処理されます。観光客はゴミを持ち帰ってくれというのは当然です。

 でも、これをみると、金を払ったらゴミを捨ててもいいよ、とも読めますよね。



 こちらは、トイレに貼ってあったものです。



 「島民も同じ不便のなかでの暮らしです。」「不便も離島の特徴。都会にない不便をお楽しみくださいね。」

 そうなんですよ。

 この言い方は好きです。遠路はるばる竹富島までやって来たのだから、金を払って日常と同じ便利さを味わうのではなく、島ルールで過ごすのが旅の醍醐味では。

 「都会にない不便をお楽しみください」って、なかなかイケてるフレーズじゃないですか。


 竹富島では2019年から、300円の入島料を任意で徴収しています。支払う人は、観光客の約10%だそうです。

 任意のお願いに対して10%も協力者いるということは素晴らしいことだと思いますが、島の一部の人は、そうではなくて10%しか支払ってくれないと考えているようです。

 竹富島の昨年の入域観光客数は、398.611人。うち10%の人が入島料を支払うと、約1200万円の収入という計算になるのですが。




 竹富島の道路は、ホーシミチと呼ばれる港に続く道と、環状線(外周道路)のみが舗装道路で、集落内の道は、伝統的な白砂が散布された道です。

 一説によると、夜間にハブが徘徊していても直ぐに分かるようにするためだとか。 



 ふと気が付くと、白砂の道の一部が舗装されていました。アスファルト舗装ではなく、砂と同じ白のコンクリート舗装のようです。
 ちょっと見では気が付かないように造られています。

 竹富島憲章には、「道路、各家庭には、年二回海砂を散布する。」という条項があったのですが、いつの間にか削除されました。

 何か事情があるのでしょうか。



 二つ上の写真と同じ道です。これは2015年に撮ったものです。




 ピースアイランド竹富島温泉(仮称)の工事が急ピッチで行われています。

 竹富島に温泉が湧くのかとビックリしますが、地下1000mまで掘ると出てくるのだそうです。

 かつてあった西表島温泉が枯渇した現在、完成すれば日本最南端の温泉となります。27室の宿泊施設と日帰り温泉施設からなり、来年1月オープンの予定です。



 島民は、建設に反対しました。

 島の神聖な場所である「真知御嶽(マーチオン)」が直ぐそばにあるというのが理由ですが、それは、法的に保護される利益ではなく、企業者は無視しました。


 手前左側に真知御嶽の鳥居、木漏れ日の向こうが工事現場という位置関係です。



 竹富島には水牛車観光の業者が2社あります。

 そのうちの1社には、かなり以前から島民の反対運動が起こっていました。水牛がいて観光客も集まるステーションが、御獄、小中学校、診療所に近いというのがその理由です。


 2014年には、遂に島民の不満が爆発し、水牛車のルート沿いの、利用客からよく見える場所にこんな看板が設置されました。



 当時の竹富町長が間に入って、島民と業者の間で、業者が移転を検討する旨の和解が成立しましたが、10年経った今でも同じ場所で変わらず営業が続けられています。


 島外の業者によるコンドイ浜のリゾートホテル計画は、島民が一丸となって跳ね返しました。
 しかし、内なる敵には苦慮しているようです。



 入島料の件にしろ、舗装の件にしろ、温泉施設にしろ、水牛車の件にしろ、一つ一つは大した話ではないのですが、竹富島に行くと、できれば聞きたくない話、目にしたくないものが、色々飛び込んで来ます。


 島の在り方を自分達で決めるという竹富島の姿勢を、自分はリスペクトしていました。他の島の範ともなり得るものだとずっと思って来ました。

 もちろん、時代と共に島も変わって行きます。ただ、もしそれが、ほかの島のように目先の利潤追求のためであるならば、残念なことです。

 日中は観光客でごった返すけれど、日帰り客が帰り始める夕刻からは、ゆったりした島時間が流れ始める。そんな竹富島のイメージは、この先も変わらず残り続けてくれるでしょうか。

 

 初めて竹富島に来たであろう人達が、集落の入り口に着いたとたん「これだよ~ この景色が見たかったんだ!」と歓声を揚げるのを聞いて、よそ者の自分まで何だか嬉しい気分になったのですが。




 竹富島とは直接関係ありませんが、竹富町の訪問税についての続々報です。


 竹富島、西表島など竹富町の各島に行く人に、1人1回毎に千円を課税するという内容の竹富町訪問税条例案ですが、6月町議会への提出が見送られました。

 当初予定では3月議会に諮るとされていたので、これで2回目の延期となります。

 パブリックコメントや、地元紙等の報道をみると、石垣島や那覇に住んでいる竹富町出身者・関係者が、「俺達も非課税扱いにしろ」と言い出したことに、町が苦慮しているようです。
 一方、主要な納税者である観光客の意見には、聞く気は持たないといった対応です。


 自分は、この件で反対の立場からパブリックコメントを提出し、それに対する町の回答もHPで公表されています。

 この町の回答は、HP登載に当たって上司の決裁を受けたのですか?と突っこみたくなるレベルで、言いたいことが山ほどあるのですが、ここに書き始めると大変長くなってしまうので、謙虚に(笑)別ページにまとめました。


 こちらのページをご覧いただくと、もの凄く重要で役に立つ話がお読みいただけます、というのは誇大広告で、ほとんど法律の話ですから、是非読んでくださいとはちょっと言いにくいのですが、閲覧数が100を超えたら自分で祝杯を挙げたいと思います。



 8月3日になると、当ブログは12周年を向かえます。次回の記事は、難しいテーマではなく、明るい(軽い)内容にしようかと思っています。

 

 新着記事は、X(Twitter) と Facebookでお知らせしています。

 スマホでご覧の方へ
    最下欄の「ウェブ バージョンを表示」をタップしてウェブ バージョンに切り替えると、過去記事の検索などの機能が使えます。

 

2024年7月26日金曜日

リゾートの宮古島 足元ではインフラに綻びか

 

 宮古島で突然停電したり断水したり。

 乱開発に怒った漲水さまの祟りだ!というオカルト話はともかく、高級リゾート路線をひた走る宮古島に、最近ちょっと気になる綻びが出ています。




 漲水(はりみず)さまとは、宮古創世の神を祭る、宮古島でもっとも格式の高い御獄(うたき)である、漲水御獄のことです。


 漲水さまのお怒りかどうかは別として、7月18日の深夜から翌未明にかけて、島の南西側の下地地区で断水が起きました。これは、配水管布設工事に伴うものですが、市からのお知らせは前日の17日であり、緊急工事だったことが窺われます。

 この地域の一部では、7月9日にも漏水のため緊急断水しており、水道施設の老朽化が懸念されます。


 4月には、突然全島停電という騒ぎもありました。たまたま偶然なのかも知れませんが、停電にしろ断水にしろ、石垣島でこれほどのことが起こっているかと言えばノーなので、やはり、宮古島大丈夫かと思ってしまいます。




 当ブログでもお伝えしましたが、今年4月に、りゅうぎん総合研究所が、「ホテル建設に伴う水需要の増加が市の想定を超え、将来水不足に陥る懸念がある。」という内容の調査リポートを発表しました。

 そんな分かりきったことを何を今さら、というのが正直な感想なのですが、琉球朝日放送の配信記事では、「宮古では今後リゾート開発は不可能と分析」という見出しを付け報じています。

 穿った見方をすれば、経済界の中に「宮古島水道がやばいぞ」「もういい加減にしておけ」という考えを持つ人がいて、何らかの働きかけをしたとも考えられます。



 かなり以前の話ですが、伊良部島で長時間断水したことがあり、ホテル事業者が市を訴えました。

 市は、条例に免責条項があり賠償責任は負わないと主張し、一審、二審はこれを認めましたが、最高裁は市の言い分を認めず、原審に差し戻しました。

 ここまでは、当ブログでお伝えしましたが、その後差戻審で、断水の原因は施設の破損であり市に過失があると認定され、この判決は確定しました。


 重要なことは、差戻審判決が、「約40年使用された事実関係からすると、市には破損の予見可能性や結果回避可能性があった予見義務のほか、綿密な点検、配水池への流入量の正確な把握など、破損および断水を回避する義務があった」と断じた点でしょう。

 つまり、施設が老朽化しているのに、それを漫然と使い続けた点に、市の過失があるとしたのです。


 また、市は当初、ホテルで想定外の水需要があったため断水したと説明し、それにホテル側が反発して訴訟にになったと伝えられています。




 リゾートホテルには、大抵プールがありますが、特に、超高級ホテルともなると、プライベートプール付きという部屋があります。来間島のホテルだけでも100を超えるプライベートプール(ジャグジー)があります。

 そうしたプライベートプールは、HPによれば、大きいものでは15m×5m、小さいものでも長辺7mくらいはありそうです。

 15m×5mで深さ1mとすれば、必要な水は75,000リットル。1日1人が使う水道水の量は平均221リットル(東京都水道局)だそうなので、このプール一つで340人分の生活用水が賄える計算になります。
 
 今年11月開業予定の「ウルトラ ラグジュアリー リゾート」のローズウッドホテル宮古島にも、大きさは分かりませんが、55棟すべてにプライベートプールが備えられます。


 水需要は急増していますが、水道施設は少しずつ老朽化しています。

 宮古島では、水道水源を地下水に頼っています。山がなく川もない島では、ダムを造って湛水することができません。

 大雨が降っても、渇水時に備えて貯めておくことはできません。


 豊富な地下水脈があるため、新たな開発に対しては井戸を掘らせて対応して来ましたが、給水計画が机上の計算どおりいくのか、断水の例やりゅうぎんリポートをみれば、決して楽観はできないと思います。

 その上もし、少雨になればどうなるかは、想像に難くありません。リゾートの島宮古島では、今後水問題が最大のアキレス腱になるかも知れません。



(沖縄電力HP)


 今年の4月25日の未明、宮古島は突然全島が停電し、約8時間続きました。

 原因は、設備の故障だったそうですが、台風時でも全島が停電することはあまりなく、しかも、何の前触れもなかったので、かなり混乱したようです。


 電力供給は、沖縄電力の管轄であり、市とは関係ありませんが、水道インフラがピンチなのに、「沖電よおまえもか!」と言いたくなる事態が起こっています。

 

 大きな問題とはなっていませんが、道路インフラも決して十分とは言えません。

 近年、伊良部大橋の開通に伴い、取り付け道路が整備されたり、伊良部島南岸道路が一部改良されたりしていますが、道路整備のペースは、土地の開発に比べて鈍いと言わざるを得ません。


 来間島に、168室という大型ホテルが出来てからもう数年経ちますが、来間島内の道路は昔のままです。

 サトウキビ畑を貫く島の道路の大半は、センターラインも引かれていない狭い道で、交差点には、信号はおろか一時停止の標識すらないのです。

 交通量が少ないため、今まで特に問題になりませんでしたが、レンタカーで初めて来間島を訪れる人が増えれば、何時事故が起こっても不思議ではない状況です。 




 伊良部大橋の開通と下地島空港の民営化を契機に始まった宮古バブル。

 報道によれば当時は、市長も副市長も景気のいい話を語っていました。

 そんなうまい話ばかりではないだろう、と思っていた人も少なくなかったと思いますが、コロナが明けて、大型ホテルが粗方できた今、市の思惑どおりにことは進んでいるのでしょうか。



 りゅうぎんリポートの話はこちら

 伊良部島断水訴訟の話はこちら


 新着記事は、X(Twitter) と Facebookでお知らせしています。

 スマホでご覧の方へ
    最下欄の「ウェブ バージョンを表示」をタップしてウェブ バージョンに切り替えると、過去記事の検索などの機能が使えます。

2024年7月22日月曜日

黒島港の海が美し過ぎてなかなか先に進めない

 


 高速船に乗って黒島港に到着すると、ここの海も竹富港に負けず劣らずメチャメチャ綺麗なんです。

 黒島港と周辺の海の美しさについても、当ブログで何度か取り上げたテーマですが、今回は「黒島港の海がいきなり美しい 2024」です。




 竹富港との違いは、船から降りてくる人の数。黒島にやって来る人は竹富島と比べると圧倒的に少ないのです。

 竹富島に来た人は、皆、着いた途端、心ここにあらずという感じでそそくさと目的地に向かいますが、黒島に来た人は、観光客でも常連さんばかりのようで、「黒島の海が綺麗なのは当たり前」みたいに、手際よく目的地に向かいます。


 でも、船着き場から徒歩30秒でこれですよ。ちょっと、見ていってくださいよ。


 
 港内にノッチがあるのも黒島港の特徴です。ノッチとは岩が波で浸食されて出来た奇岩です。

 隆起珊瑚の島である黒島には、こうしたノッチが各所に見られます。ここでは、港の綺麗な海の点景になっていて、なかなか絵になります。



 ごく普通に岸壁から港を見たところです。

 昔は、船の出航に併せて、お見送りの人が海に飛び込んじゃうこともありました。

 さすがに今では、そういうことをしようとすると止められると思いますが、穏やかで綺麗な思わず飛び込みたくなる海です。



 港前の食堂ハートランドからの眺め。建物自体はプレハブですが、眺めは最高です。



 港で、黒島らしいシーンに遭遇しました。
 牛の出荷です。トラックの荷台に牛を乗せたまま、トラックごと農協船に積み込まれました。



 ドナドナ~ ♪




 黒島もほぼ毎年行っていますが、今年は天候に恵まれました。

 ただ晴れたというだけでなく、雲とか風とか水蒸気とか、様々な条件に恵まれたらしく、実質1日半の滞在でしたが、最高に綺麗な海を見ることができました。

 2024年は、自分的黒島Yearかなと思うほど。その写真は、追々ご覧いただこうと思います。





 新着記事は、X(Twitter) と Facebookでお知らせしています。

 スマホでご覧の方へ
    最下欄の「ウェブ バージョンを表示」をタップしてウェブ バージョンに切り替えると、過去記事の検索などの機能が使えます。

2024年7月18日木曜日

竹富港の海が美し過ぎてなかなか先に進めない

 


 石垣島から乗った高速船が竹富港に到着すると、水牛車やら貸し自転車やらを目指して、皆一目散に業者の送迎バスに乗り込みます。

 でも、足下の海もメチャメチャ綺麗なんですけど。というわけで、竹富島港とその西側の海2024です。




 竹富港は、正式には竹富東港といいます。竹富島には港は一つですが、かつて、西桟橋が使われていた時代に、区別するために”東”が付けられました。


 その竹富東港の北西側、海に向かって左側には、これまた美しい海が広がっています。広がっているというより、転がっているといった方がイメージに合います。

 本当に、綺麗な海がそこいら中に転がっているのです。




 これを見たら写真を撮らずにはいられません。船から降りた人達は、どうしてこれが気にならないのですかねぇ。




 夏の間は、1日平均で千人以上の観光客がこの島を訪れますが、この海を見た人はほとんどいません。
 船着き場から徒歩2~3分なのに。まさに灯台下暗し!




 水面にグッと近づいて広角レンズで撮ってみました。よく言われるコーラルブルーともちょっと違った、独特の色の海です。



 巨大なシャコ貝の貝殻が、オブジェのように置かれていました。作り物かと思ったら本物みたい。刺身にしたら何十人前?


 
 おなじみのタコクラゲも、当然のように泳いでいます。



 遠くには、巨大なクルーズ船が。ここはもう石垣港のエリアですが、船がデカイので目立ちます。


 
 竹富島と言えば伝統集落だし、海ならばコンドイ浜だし。

 だからといって、こんな海を目の前にして素通り、というのも何だかもったいないと思いませんか?


 竹富港の周辺をウロウロして写真を撮っていたら、いつの間にやら周りには誰もいなくなっていました。
 次の船が到着するまで約1時間。港には嘘のように静まりかえります。





 新着記事は、X(Twitter) と Facebookでお知らせしています。

 スマホでご覧の方へ
    最下欄の「ウェブ バージョンを表示」をタップしてウェブ バージョンに切り替えると、過去記事の検索などの機能が使えます。


2024年7月13日土曜日

ついにブログ記事1000本達成

 


 2012年8月にブログを書き始めてから、ついに1000回目の新作記事のブログアップとなりました。
 

 それを記念して今回は、かねてから(ホンのちょっとだけ)いただいていた質問、リクエストにお応えします。

 「ブログを書く」ことについてです。

 まあ内輪ネタの類いですが、やはり1000というのは、ちょっと凄い、自画自賛したくなる数字なので、恐縮ですがお付き合いください。




ブログのテーマはどうやって決めている?

 正直に言えば、気分>バランスです。

 基本的に書きたいことを書いているのですが、宮古関連の記事と八重山関連の記事、ウケ狙いの軽い記事と意見表明のマジメな記事などバランスよくアップするよう、一応は心掛けています。

 長文の記事を書いちゃった次は、写真を並べて軽く読んでもらえるような記事にしようとかですね。


 パターンとしては大きく分けて、①沖縄に行って写真を撮って、それを計画的に順次紹介するタイプの記事 ②現地で何かに遭遇した、ニュースで気になる出来事があった、知り合いから聞かれたなどがきっかけとなって、自分の中で盛り上がっちゃうタイプの記事 ③日頃気になっていたことを、時間をかけてまとめるタイプの記事 があります。


 前回のウミガメの記事は、シュノーケリングをしている最中から、「これは絶対に書くぞ」みたいな気分になっていました。


 時々、2回・3回の連載記事を書くことがあります。
 1本にまとめてしまうと長すぎて読んでもらえないだろうし、続けないと訳が分かんなくなっちゃうだろうなという記事です。




いつ書いているのか

 例えば石垣島の記事をアップすると、「今石垣島にいるの?」と聞かれることが未だにあります。

 いやいや、とても旅先でこれだけのものは書けません。

 写真も一眼レフで撮ったものをパソコンに取り込んで編集してから使うので、時間がかかります。
 自宅で、ある程度落ち着いた環境で書いています。
 

 沖縄旅行から帰ってきて最初にアップする記事は、出発前に書いておいたものがほとんどです。実は、この記事も・・・

 
 夜間に書くことが多いですが、日中何かをしているときに、急に「こういうことも書いておこう」とか「あういう表現が面白そう」などと思いついて、他の作業を中断してメモしたりすることもあります。
 電車の中で突然アイデアが浮かんで、モバイルでメモすることも。

 そうして 思いついた項目やフレーズを順不同で打ち込んでいって、それを編集し、補充したり削ったりを繰り返す中で、大体文章がまとまってきます。

 始めから構成を考えたり、下書きをしているわけではありません。同時に、2本3本分の記事をちょっとづつ書いていることもあります。


 最低でもアップする前日には書き上げておくようにしています。

 一晩寝かせておくと、文章がいい感じに熟成するから、ではもちろんなく、投稿前に冷静な目でもう一度確認するためです。


 自分の場合、誤字脱字のチェックが必ず必要ですし、同じ形容詞や接続詞が続くことも多いのです。
 パーツパーツを思いつきで書いているため、「ちなみに」「ちなみに」「ちなみに」「ところで」「ところで」「ところで」みたいな文章ができちゃうのです。




分かりやすく書くには

 当たり前ですが、読みにくい文章では読んでもらえません。読みやすく、分かりやすく書くことにもっとも心血を注いでいます。

 形式的には、一文を短くしたり、本来の日本語の用法とは違う「、」の多用や行替えを行ったりすることもあります。
 強調する部分の文字色を変えたり、ゴシックにしたりもします。


 もちろん一番大事なのは、中身、つまり表現の仕方です。

 日頃、Yahoo!ニュースの記事などを読んで書き方の参考にしたり、反面教師にしたりしています。

 言いたいことを分かりやすく的確に、独りよがりにならずに書く、と分かっちゃいるのですが、実際にやってみると難しいものです。

 ウナギ職人の修行は、「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」だそうですが、ブログ修行は、「周知3年、写真8年、書き一生」ですかね。




 どこまで詳しく書くかというのも悩みどころです。

 例えば、「17END」と書けば宮古島フリークには直ぐに何処だか分かると思いますが、宮古島に行ったことがない人も読んでくれるかも知れないから「下地島空港北西端の海」などと注釈を入れるか、でも、分かっている人にとってはくどいかな、とか。


 記事によってまったく筆致が違うというのは、当ブログの基本姿勢みたいなもの。

 ふざけた文章を書く一方、大まじめに意見表明をしたりもしますが、それはもうお許しいただくしかないと開き直っています。




スランプはないの
 
 意外となかったですね。

 もちろん、なかなか筆が進まない(キーボードが進まないというべきか)ときはあるし、書いてはみたけど、自分で「これじゃつまらんな」と思うときもあります。

 でも、一つ記事を仕上げるのがもの凄く大変だったとか、次の記事をアップするまで時間がかかったといったことはあまり記憶にありません。

 そう考えると不思議ですね。

 当初から、とにかく続けることが目的だったので、自分に対する縛りを緩くし、沖縄に関することならば何でも書いてよいとしたことが奏功したかも知れません。

 あとは、一気に書き上げるスタイルではなく、思いついたことをちょこちょこと書きためていくやり方が、自分に合っていたからかも知れません。


 まあ、要するに凝り性なんです。

 


テーマのリクエスト受け付ける?

 昨年末、読者の方からメールをいただき、それがきっかけで、沖縄の音楽について記事にまとめてみました。

 これはレアケースですが、今まで書いた記事の中には、リクエストとまでは行かないけれど、知り合いから聞かれたこと、指摘されたことがヒントになって、書き上げたものがかなりの数あります。


 ただ、沖縄ネタとはいっても、自分に興味のない分野については、リクエストをいただいてもさすがに記事にするのは無理なので、「参考にさせていただきます」という無難な回答でお茶を濁すことにします。笑
 

 約束はしかねますが、何かあれば、メールやコメント等でお知らせください。




いつまで書き続けるつもりか

 そこですよね~

 毎度同じ話で恐縮ですが、ブログを始めた当初は、ある程度長続きするまで頑張ろうという気持ちが強かったのです。

 その意味では、もう10年を超えたので、一通りのことはやり終えて、何時でもやめていいゾーンには突入していると思います。


 当ブログのPV数は、一時期年間10万件を超えたこともあったのですが、コロナ期を挟んで、年間5万件を切ったこともありました。

 その後また徐々に回復し、昨年は、年間で約7万件のPV数がありました。

 自己満足の世界とはいえ、やはり読んでくれる人がいるからこそ続けられるのであって、このPV数はモチベーションとなります。

 ということで、まだもう少しの間は続けられるかな、という気になっています。

 


 今回は、1000本達成記念ということを口実に、雑談 of 雑談となってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

 1000本とはいっても、初期の頃は、「明日から沖縄に行って来ます」みたいなシンプルな記事や、当時別にwebサイトもやっていたので、サイト更新のお知らせみたいな記事もあったのですが、まあ、形式的な区切りではあるので、勝手に自分で盛り上がっています。


 来月は、ブログ12周年を向かえます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。




 新着記事は、X(Twitter) と Facebookでお知らせしています。

 スマホでご覧の方へ
    最下欄の「ウェブ バージョンを表示」をタップしてウェブ バージョンに切り替えると、過去記事の検索などの機能が使えます。

2024年7月7日日曜日

宮古島の海でウミガメと一緒に泳ごう

 

 
 ヤッホー カメだよ。 

 ボク達は、アオウミガメ。宮古島の海に棲んでいるのさ。ベジタリアンだから、宮古島産の海藻を探しながら泳いでいるんだよ。




 ボク達は野生動物だし、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにも載っちゃっている希少種なんだ。

 でも、宮古島観光協会の人がやって来て、「是非お願いします。」って頼むから、特別にお客さんと一緒に泳いであげてるんだ。


 そんな話嘘だろって? ん~ どうだったかな。カメは細かいことを気にしないから長生きするんだよ。



 いくらボク達が人気者だからといっても、ここまでして写真を撮りにくるおじさんもいるんだ。
 別に構わないけど、危ない人に間違えられちゃうよ。



 カメラも気にしないよ。”カメ”だからね。

 写真は撮ってもいいけど、ボク達を捕まえることは、禁止されているよ。

 沖縄県では、漁業法に基づいて、試験研究のためなどで承認を受けた場合のみ捕獲が認められているんだ。
 そのほか、自然公園法に引っかかる場合もあるから注意してね。




 ときどき顔を上げて、美味しい空気を吸っているんだ。ぷはぁ~



 その時は、こんな景色を見ているんだよ。宮古島の海ってきれいだよね。



 一息入れたら、またまた写真を撮りにきたよ。人気者は辛いぜ! フッフッフ



 カクレクマノミも頑張っているよ。でも、ここではボク達の人気には敵わないけどね。




 宮古島のどこにいるのかって?そんなこと聞かれても、海の中じゃGoogleマップが使えないからよくわかんないなぁ。


 危ないおじさんに聞いてみて。このおじさんは、本当は危ない人ではないんだよ。そう言えば、最近少し痩せたんだって。

 ボク達みたいに、野菜中心の健康的な食生活をしていれば、太ったりしないんだけどね。



 さて、お腹いっぱいになったし、家に帰って昼寝でもしよっかな。

 じゃーねー。またね。




 危なくないおじさんの連絡先はこちら


 新着記事は、X(Twitter) と Facebookでお知らせしています。

 スマホでご覧の方へ
    最下欄の「ウェブ バージョンを表示」をタップしてウェブ バージョンに切り替えると、過去記事の検索などの機能が使えます。