2020年6月9日火曜日

今年の夏は沖縄に行きませんか 宮古島編



 今年の夏は沖縄だ! 第2弾は、宮古島と周辺離島編です。




伊良部島など周辺4島を含めて宮古島

 石垣島と違う宮古島の大きな特徴は、周辺の島と橋で繋がっていることです。
 なので、宮古島・伊良部島・下地島・池間島・来間島は、観光客の感覚的には実質1島です。そして、全部が宮古島市です。

 したがって、 “宮古島” は案外広いのです。見所も、各島に点在しており、とても1日では廻りきれません。

 このほかに、船でしか行けない小さな島、大神島も宮古島市です。

(伊良部大橋)


宮古の海は日本一・・・ だけど

 海はもの凄く綺麗だけれど、海しか見るべきところがない。宮古島の特徴を簡単に言うとこうなります。一点豪華主義みたいな島です。

 もともと沖縄は、美しい海がウリですが、全沖縄の中でも宮古島は、この特徴が特に顕著です。


 宮古の海が美しい理由は砂です。
 珊瑚由来の白くて細かい砂が、宮古島周辺では特に豊富です。白砂の海底の海は、エメラルドグリーン、コーラルブルーといわれる独特の色に輝きます。

 砂の層が厚いので、潮の干満によっても美しさがあまり変わりません。


 宮古の海は日本一という人も少なくありません。与那覇前浜は、東洋一だとも。

 もちろん、八重山にも、本島や本島周辺の離島にも、沖縄には美しいビーチが沢山あります。
 ただ、ここにも、あそこにもと、美しいビーチがてんこ盛りだという点では、間違いなく宮古の海は日本一だと思います。


(東洋一かどうかはともかく絶景の与那覇前浜)


宮古島観光はレンタカーがないと厳しい

 宮古島観光は、レンタカーが便利です。というより、それしか手段がないに等しいといってもいいくらいです。

 路線バス網は、石垣島のように充実していません。それも、完全に島民の足で、本数が少ない上に、観光地に直結するバス停もあまりありません。

 そもそも、お勧めする絶景ビーチは、大型車では近寄れない場所も多いのです。

 観光タクシーはもちろんありますが、いいお値段なので気軽に利用しにくいと思います。


 では、運転免許を持っていない人は、どうすればいいのか。

 あちこち見て廻るのではなく、業者の主催するシュノーケリング、ダイビング、SUPなどのツアーに参加して、海遊びに徹するというのはどうでしょうか。

 ほとんどのショップは、ホテルまで送迎してくれるので足の心配はないし、ショップによっては、行き帰りにある程度の観光に連れて行ってくれるところもあります。


泳いだり砂浜を歩ける絶景ビーチ

 まあ、何はともかく、日本一かも知れない海の美しさを自分の目で確かめてください。

 与那覇前浜・砂山ビーチ(宮古島)、長間浜・猫の舌ビーチ(来間島)、渡口の浜(伊良部島)、17END(下地島)、フナクス(池間島)。
 以上は、当ブログ認定の宮古セブンです。

 そのほかにも、西浜崎・真謝海岸・間奈津海岸・西の浜・保良泉(ぼらがー)ビーチとか色々あるのですが、全体のレベルが高いので、どうしても後回しになってしまいます。
 

 シュノーケリングをしたい場合は、ビーチエントリーでシュノーケリングのできるビーチとしては、フナクスのほか、吉野海岸、新城海岸(宮古島)、中之島(下地島)などがあります。
 
(新城海岸ではこんなこともあった)


高台から眺める絶景ビーチ

 砂浜には降りられない、展望台などから見下ろす海も素敵です。

 インギャーマリンガーデン・東平安名崎、比嘉ロードパーク(宮古島)、竜宮城展望台、農村公園(来間島)、牧山展望台、フナウサギバナタ、サバ沖井戸(伊良部島)など、こうした場所も何箇所もあります。


 東平安名崎は、宮古島を代表する景観地であり、宮古島の観光ポスターに、過去何度も登場しています。
 岬全体を見渡せる場所は、ちょっと行き方が難しいのですが、こちらの記事を参照してください。


 そのほかに、高台ではないのですが、眺める系海ポイントとして、世渡崎(せとざき)・西平安名崎(宮古島)も捨てがたい場所です。


 そして、当ブログでは、何度も記事にしているのですが、その割には?有名にならない夕日の隠れ名所が、川満漁港です。

(川満漁港の夕景)


橋を渡る爽快ドライブ

 これぞ宮古島ならではのオンリーワンのお楽しみ。

 伊良部大橋、来間大橋、池間大橋は、日本一かもの海に架かる長大橋です。それが、宮古島には三つもあるのです。

 是非、レンタカーで駆け抜けてください。大都市周辺にこんな場所があったら、渋滞は必至です。


 それぞれの橋は、歩道や路側帯があるので、歩くことも可能です。車で通過すると見ることができない、橋の直下の眺めもなかなかです。


 各橋の袂付近には駐車場があります。
 そこに車を駐めて、全線でなくとも、少しだけでも歩いてみたらどうでしょう。風が強いので、帽子を飛ばされないように。

 なお、来間大橋の来間島側の駐車場は、若干距離があります。


 橋の途中で路駐している車も見かけますが、全橋共駐停車禁止です。違法であるだけではなく、大変危険なので止めてください。

 橋は、アップダウンがあって見通しが悪い場所があり、しかも、運転手が景色に見とれていて、路駐車の発見が遅れる可能性もあります。


(池間大橋直下の眺め)


海以外では・・・

 海しかない宮古島では、晴れたら最高。でも、その分天気が悪くなると一気にテンションが下がります。

 海中展望台、熱帯植物園など、観光施設的な場所も探せば色々ありますが、まあ~ちょっと、あの、その~ですね。


 宮古島には何故か温泉施設が2カ所あります。

 シギラ温泉は、水着で入るレジャー温泉です。雨は降っていないけれど海で泳ぐにはちょっと、な天候のときのお助けになるでしょうか。

 宮古島温泉は、褐色の塩泉です。名湯かどうかは別として、広い湯船に浸かれる場所は沖縄ではあまりありません。

 特に帰る日は、泳いだ後でもさっぱりしてから飛行機に乗れるので、重宝します。


宮古島と石垣島の掛け持ちは?

 宮古島と石垣島は、一っ飛び30分くらいの距離なので、両島を一度に廻ってしまおうと思う人も多いようですが、長期滞在ならともかく、滞在期間が4~5日程度かそれ以下ならば止めておいた方がいいと思います。

 飛行時間は短くても、空港での搭乗手続きや、レンタカーの返却にそれなりの時間がかかるので、手際よくやっても半日は潰れます。
 その分宮古島、石垣島の滞在時間も短くなるので、慌ただしくなってしまいます。

 人の少ない広大で美しい海でのんびりすることこそ、沖縄離島観光の醍醐味ですから、名の知れた観光スポットを短時間で効率よく見て廻る旅行スタイルは、当ブログとしては、お勧めしません。

 
その他諸々 そして空港

 予約の方法、雨に降られた、台風に遭った場合などは、石垣島と同じですので、前回記事を参照してください。



 宮古島の入り口は、宮古空港と下地島空港の2カ所です。

 ほとんどの人は、宮古空港利用だと思いますが、昨年開港した下地島空港も、成田と関西から、LCCが飛んできます。


 宮古空港は、石垣空港よりもこぢんまりしていて、混雑すると手狭に感じますが、土産物はひととおり揃うので、便利です。

 また、ちゃんとしたレストランがあるので、出発前の食事や乾杯も、石垣空港よりは落ち着いてできると思います。


 順序が前後しますが、宮古空港でも、到着後空港の観光案内所で、オールカラーの観光ガイド、フリーペーパーを忘れずに入手してください。
 結構役に立ちます。ぺらぺらめくっているだけでも、楽しいですよ。





 



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2020年6月4日木曜日

今年の夏は沖縄に行きませんか 石垣島編



 緊急事態宣言が解除され、街中に活気が戻って来たました。いつの間にか日差しも強くなり、もうすぐ夏がやって来ます。

 よし、今年の夏は沖縄だ!というのが今回のテーマです。




 (夏の旅行の話なんて早すぎる、まだそれどころではない、と叱られるかも知れないので、少しトーンダウンして「落ち着いてきたら、今年の夏は沖縄に行きませんか。」くらいなら、よろしいでしょうか。)


 ともかく、オリンピックが延期となって、懸念された空港の混乱や厳戒態勢はなくなります。
 大都市周辺では、今年は海水浴場が開設されないというニュースもチラホラ。

 密にならない沖縄離島の海で、思いっきり夏の太陽を浴びて、心の消毒をしませんか。
 

 宮古・八重山の美しさ楽しさ居心地の良さをお伝えすると宣言している当ブログですが、長く続けているうちに、マニアックというかピンポイントの記事も多くなっていました。
 小浜島の道とか、椰子の木のある風景とか、沖縄のカタツムリとか・・・

 そこで今回は、シンプルに沖縄離島旅行への誘いです。まずは、石垣島から。


 
そんなわけで石垣空港に飛んできました

 島内観光がメインという人、宿泊先が市街地ではない人は、ここでレンタカーを借りてしまうのが一番便利で、しかも安上がりです。
 
 離島観光がメインの人、ダイビングなどが目的で一般的な島内観光はしない人、そもそも運転免許を持っていない人は、路線バスで市街地に向かいましょう。
 石垣空港連絡バスは、そこそこ本数も多く便利です。

 ホテルによっては、無料送迎バスを出しているところもあるので、HPなどで確認してください。

 空港の観光案内所には、オールカラーの観光ガイド、フリーペーパーが置いてあるので、忘れずに入手してください。



石垣島の見るべき観光スポットは

 まずは、ミシュラン三つ星観光地の川平湾・川平公園、高台から海を見下ろす絶景である、御神崎(うがんざき)、平久保崎、玉取崎辺りが石垣島では必見です。

 これらの場所は、ネットやガイド本に必ず載っていますから、詳しくはそれらを参照してください。
 
 その他、観音崎、唐人墓、バンナ岳公園、白保集落などは、必見とまでは言えないでしょうが、実際に行ってみればそれなりに楽しめるところです。
 
 観光施設的な場所としては、石垣やいま村、石垣島鍾乳洞、みんさー工芸館などがあります。
 ただ、晴れている限り、海などの自然景観を優先して楽しむことを当ブログとしてはお勧めします。


 経験上、案内すると意外に喜ばれる穴場的場所が、吹通川(ふきとおがわ)河口です。詳しくはこちらをご覧ください。


(平久保崎からの眺め)


綺麗な海で泳ぎたい

 せっかく夏の沖縄に来たのだから、是非泳いでください。

 そのつもりはなくても、夏の晴れた日、目の前にあんな綺麗な海があれば、思わず飛び込みたくなっちゃうかも知れません。
 念のため、水着をお持ちになった方がよろしいかと。


米原(よねはら)海岸
 シュノーケリングで珊瑚や熱帯魚を見てみたい人には、石垣島でイチオシです。
 シュノーケリングまではしなくても、水泳用のゴーグルを付けて海の中を覗いてみるだけでも結構楽しめます。

 珊瑚の保護と、自身の安全のため、掲示されている注意事項は守ってください。

(米原海岸)


底地浜(すくじはま) 
 白砂の砂浜が何処までも続く、広くて遠浅の海。しかも、ほとんど人が居ない。これぞ沖縄の海!というイメージそのもののビーチです。
 もちろん、ボーッと眺めているだけでもいいですよ。

 ただ、底地浜が美しいのは満潮時間帯に限られます。超の付くほどの遠浅なので、干潮時には、海は遠い彼方で、広大な砂浜に僅かに水溜まり、みたいなことになってしまいます。


南ぬ浜(ぱいぬはま)
 石垣港の近く、サザンゲートブリッジを渡った先にある、近場のお手軽ビーチです。
 管理された人口ビーチですが、そこは何といっても石垣の海。美しいコーラルブルーであることには変わりありません。 

 長い時間遊ぶには物足りないですが、昼過ぎに着いて夕方まで何もしないのはもったいないとか、今日帰るけれど出発まで少し時間がある、みたいなニッチな時間帯に、遊べるビーチとして重宝します。
 
 市街地のホテルから、自転車で、場所によっては、歩いて行けなくもないという立地も魅力です。
 人出もあまりありません。

(南ぬ浜)


真栄里(まえさと)海岸
 ANAホテル前に広がるリゾートビーチです。といっても、石垣市指定の海水浴場であり、誰でも遊べます。
 
 ここも、長時間いると飽きるかも知れませんが、ホテルの真ん前だけあって、南ぬ浜よりリゾートチックな海遊びができます。

 島の西側にあるフサキビーチも似たような感じです。


アクティビティは

 ダイビング、シュノーケリングなど、海で遊ぶ系のショップが、石垣島には何十軒とあります。
 最近は、SUP(Stand up Paddle Board)も人気のようです。

 業者を探すには、空港でもらった観光ガイドが役に立ちます。もちろん、ネットでも情報を拾えます。


 吹通川や宮良川では、マングローブの川でカヌーができるツアーもあります。
 これは、沖縄では、石垣島、西表島と本島の一部でしかできません。

 石垣島では釣りをする人も多いです。

 石垣港から、他の離島に渡ってから参加する日帰りツアーも色々あります。


石垣島ワンデードライブ

 石垣島は、主なポイントを1日かけてドライブするにはちょうどいいサイズです。

 朝、市街地を出発する場合、時計回りに一周するのがいいと思います。
 順光線(太陽が背中の方向にあること)の方が海が綺麗に見えるので、午前中に西側、昼は北側、午後は東側の海を見るような行程を考えてみてください。
 もちろん、そんなに神経質になる必要はありませんが。


 ただ、各ポイントを効率よく見て廻ろうといった計画は、あまりお勧めしません。

 必見の観光ポイントといっても、どのみち海を眺めるわけですから、スタンプラリーのように一つ一つ制覇するより、気に入った場所があったら、そこでゆっくりのんびりする方が、沖縄離島の過ごし方に合っているような気がします。

 大雑把な計画だけを立てて、後はそのときの気分で、みたいな贅沢な時間の使い方を楽しんでください。

 午前中はちょっと泳いで、午後は適当にドライブ、という人も多いようです。


 都会と比べれば、車は少ないですが、思いの外アップダウンやカーブが続くので、運転は慎重にお願いします。


(川平湾)


夜の遊び方

 といっても「接待を伴う飲食店」の話ではありません。

 石垣島の国立公園エリアは、日本初の星空保護区に指定されました。星空保護区とは、人工の光の影響が少なくて、星空が綺麗な場所や地域として指定されるものです。

 なので、夜は満天の星空を見に行くというのはいかがでしょうか。


 さすがに市街地では無理ですが、バンナ岳公園は、市街地から割と近い星空観測ポイントです。
 車でないと行けませんが、タクシーで行っても許容範囲です。

 星空観測ツアーを行っている業者もあります。また、石垣島展望台は、予約制の観測会をやっている日があります。

 ただ、当然のことですが、月夜の晩は星はあまり見えません。沖縄旅行に行くに当たって、月齢まで調べて行く人はあまりいないと思いますので、まあ、運次第ということになりますが。



雨に降られたら

 これは正直難問です。当ブログでは、この点に関して何度か記事にしましたが、最終的には、残念ながら「できることはあまりない」という結論に達しました。

 詳しくはこちらをご覧ください。

 雨どころか、台風に遭っちゃった場合はこちらをご覧ください。


何泊する?何処で予約するのがいい?

 2泊3日でも、十分楽しめますが、できれば余裕をもって3泊以上することをお勧めします。
 休みの関係でどうしても無理ならやむを得ないのですが、早朝発深夜着の2泊3日より、ゆっくり出発して早めに戻る3泊4日の方が安いことも少なくありません。

 
 予約に関しては、出発まで1ヶ月を切るような場合、JAL・ANAのネット専用予約、ダイナミックパッケージ(ANAの旧名称は旅作)は使えます。

 これは、航空券と宿泊をセット予約するものですが、空席状況に連動して価格が設定されるため、思わぬ掘り出し物があります。

 特に、「基準便」と表示される、航空会社お勧めの時間の便を利用すれば、航空券単体で買うより安いといったことも珍しくありません。

 また、1泊以上ホテルの予約があればOKなので、例えば、全行程3泊4日のところ、1泊4日として予約することも可能です。さらに、那覇に前泊するといった設定も可能です。

 欠点は、日程と行く先を入力して検索するまで価格が分からず、常に安価とは限らないこと、価格が逐次変更されるので、後日照会したら高くなっていた、逆に購入後にさらに安くなっていたなど、ギャンブル的要素があることです。

 なお、同じ日程、同じ行き先、同じホテル利用なのに、JALとANAで価格が違うこともあります。

 予約は、通常は、出発7日前までです。

 
(米原海岸)

 

最後に石垣空港に戻ってきました

お土産
 新空港になってから、土産物店が充実しました。お菓子類など、定価の決まっているものは、最後にここで買うと荷物にならなくてすみます。種類も豊富です。

 マンゴー、パインなどをお土産に買って帰りたい場合は、物は揃っていますが空港値段なので、作戦を考えた方がいいと思います。

 泡盛をお土産にしたい場合、酒に詳しい人ならば、市内の大きな酒屋を物色する方が、面白いものが見つかる可能性があります。


食事
 石垣空港の1階ロビーには、海鮮も石垣牛もそばもジェラートも日本最南端のスタバもありますが、食べる場所は、フードコートみたいなフリースペースだけです。

 早めに空港に着いて、ゆっくり食事をしようとか、一杯やってから飛行機に乗ろうという人にとって、残念ながら、石垣空港はイマイチです。


手荷物預け
 石垣空港では、日によって時間帯によって、搭乗の際の手荷物預けに長蛇の列ができてしまうことがしばしばあります。
 
 搭乗客数が増えたにも拘わらず、空港の施設が対応できていないためと思われます。特に、機材の大型化を進めるANA側で顕著です。

 あまりの人の多さに、手荷物を預ける前に出発してしまうのではないかと不安になりますが、所定の時間に列に並んでいれば、係員から指示がありますから、焦らなくても大丈夫です。 




 ♪ ハァー 石垣よいとこ 一度はおいで~ (サァユイユイ)  

 




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2020年5月30日土曜日

緊急事態宣言開けの宮古・八重山情報(5月30日)


 長いトンネルから脱し、ようやく先行きに明るさが見えてきたコロナショック。
 緊急事態宣言も解除され、宮古・八重山も、6月1日から少しずつ観光モードが復活します。

 まだ流動的な部分もありますが、5月30日現在の、宮古・八重山の状況をまとめてみました。




石垣市

 離島で唯一感染者を出した石垣島ですが、5月以降新たな感染者もなく、取りあえず何とか乗り切った感があります。

 石垣市は、5月31日までは観光客の受け入れ準備期間とし、6月1日から受け入れを開始するとしています。

 ただ、その際の具体的指針として、観光客は、1週間以上の滞在を原則とし、それ以下の場合、市外へ移動後3日間は毎日の検温及び健康状態の観察の要請、3日後に発熱や体調不良などについて(宿からの)電話確認を求めています。

 万が一の場合は、感染経路を徹底して追いかけるということでしょう。


 ただ、元々長期滞在予定の人を除けば、コロナのために急遽滞在予定を1週間以上に延ばせる観光客はまずいないだろうし、体調変化の確認も、観光客の協力があってこそなので、何処まで実効性が担保できるか、疑問ではあります。



竹富町

 竹富町も、6月1日以降観光客を受け入れることを表明し、経済活動の再開の指針を発表しています。
 その中で、業種や施設ごとに感染予防対策を盛り込んだガイドラインの作成を求め、作成を条件に協力金の支給を掲げています。


 ただ、これはちょっと問題がありそうです。

 例示された、宿泊施設用のガイドラインのイメージの中にこんな項目があります。

・ 長期滞在者を中心に少人数を受け入れる。
・ 感染拡大地域等からは受け入れない。
・ チェックアウト数日後の健康確認作業として感染疑いの有無を確認。
・ 事前に一定期間の検温や健康チェックの実施を予約の条件とする。
 

 旅館業法という法律があって、その第5条では、営業者は、希望者の宿泊を原則として拒んではならないとし、例外は、伝染病の疾病にかかっていると明らかに認められるときなどに限っています。
 つまり、感染拡大地域から来たというだけで宿泊拒否することはできず、違反すると罰則も課せられます。

 法律に抵触することを行政が事業者に勧め、従えば協力金を払うというのは、いくら、コロナだからといっても、これはちょっとヤバイでしょう。
 本来、町が条例を創って規制すべき話です。

 その点、石垣市は、微妙にお願いベースを崩していません。


 もっとも、町は姿勢を示しただけで、後は島民があうんの呼吸で上手くやるのだから、一々目くじらたてるな、と言われそうな気もしますが、島外の観光客とトラブルが起きないことを願うばかりです。



宮古島市

 宮古島市は、緊急事態宣言が解除され、特定警戒都道府県の指定が解除された場合は、従来の渡航自粛要請も緩和するとしていました。

 その際、一般的な注意事項を除き、特段の条件は付けていません。


 このユルさは、正直ホッとします。
 慎重に行動して、迷惑はかけないように努めますから、そんなに嫌わないでくださいというのが、観光客の本音です。 
 

 余談ですが、宮古島市は、オトーリ自粛を島民に呼びかけています。

 オトーリとは、ご存じの人も多いと思いますが、宮古地方に伝わる独特の酒の飲み方で、集まったメンバーが、一つのグラスで酒を廻し飲みします。

 台風で特別警報が出ようかという晩に、市長が職員とオトーリを廻していたと地元紙で叩かれた際、市長は、「職員の送別会だった、1回しか廻していない。」と釈明したほど、島人には定着しています(笑)が、さすがに今、廻し飲みはまずいでしょうな。

 



航空各社

 航空各社は、まだ減便中ですが、全日空は、4月末から運休している羽田―宮古・羽田―石垣線を、6月から不定期ながら一部再開します。

 また、3往復まで減便している羽田―那覇線も、6月から5~7往復に増便されます。

 その他、伊丹―那覇・福岡―那覇・那覇―宮古・那覇―石垣の各便も、1往復程度増便となります。

 
 JALグループは、6月14日までの沖縄路線の減便を発表していますが、15日以降は現時点では未発表です。
 6月10日頃発表としており、一気に全便再開は考えられませんが、一部復活がありそうです。


 下地島空港を発着するジェットスターは、成田・関西共6月15日の運航再開となります。


 感染防止対策として、ANAは、乗務員と乗客のマスク着用徹底など、JALは、3列席の中間席を空席にする形での予約受付けとしています。

 なお、JAL・ANA共、コロナの影響でキャンセルの場合の手数料をゼロにしてくれていますが、この措置は6月30日まで継続されます。



 全国に発令されていた緊急事態宣言が5月中で解除される見込みとなり、ビジネス客など新規予約の動きが出てきている。航空関係者は「本当に少しずつだが、回復に向けた動きが出てきている」と話す。(琉球新報5/23)



石垣空港連絡バス

 石垣空港と、市街地・離島ターミナルを結ぶ路線バスに関しては、東運輸は、市街地を経由する4系統はほぼ通常運行、ANAホテルなどを経由する10系統は一部運休となっています。

 カリー観光バスは、現在大幅減便中で、6月以降どうなるのかは、発表されていません。


安栄観光・八重山観光フェリー

 GW期間中は全便運休、その後も1日2往復のみの運航でしたが、5月18日から若干増えて、竹富島など3島では、1日3往復体制になりました。

 6月1日から15日までは、さらに各1往復程度が増便され、6月16日以降は未定とのことです。

 なお、石垣港離島ターミナルでは、乗船客の検温が行われています。


(八重山観光フェリーHP)



宿泊施設

 ホテルなどの宿泊施設も、休業のところが多かったのですが、徐々に再開に向けてアクセルを踏み始めています。

 大規模なリゾートホテルなどでは、消毒の徹底などの一般的な対策のほか、密を避けるため、宿泊人数を制限したり、バイキング形式の食事を個食形式にしたりと、様々な工夫が行われているようです。

 一方で、プール、大浴場、レストランの一部等、ホテル内の施設を休業しているところは、まだ多いようです。


 個人経営の民宿・ペンションなどは、事実上の休業を強いられていたようですが、6月になったら、あるいは6月中旬辺りからぼちぼち、というところが多いようです。



 オリオンビアフェスト

 例年7月頃から沖縄各地で行われる、オリオンビールがミサイルのように飛び交うという、島人にとっては重要なイベント、オリオンビアフェスト。

 今年はまだ発表になっていないので、きっと主催者も迷っているのでしょう。

 屋外のイベントなので、密らないと思いますが、心配なら2メートル間隔の横並びでビールを飲むのはどうでしょうか。
 みんな酔っ払っていてうるさいので、2メートルくらい離れてちょうどいいと思います。笑





 
 沖縄のコロナ対策に関しては、沖縄県庁を始め、宮古・八重山以外の各市町も含め、ホームページを追いかけていましたが、各首長の考え方に結構違いがあったようです。


 大雑把に分類してみると、

 何をおいても今はコロナ対策を徹底するんだ型

 コロナ対策はもちろんやるけど経済も大事だから上手いことやってくれ型

 感染者もいないしピンとこないけれど一応他島並のことはやっておこうか型


 どこがどうだとは言いません。どれが正解だったかも今時点では分からないし。



 兎にも角にも、「明けない夜はない」から、「冬来たりなば春遠からじ」辺りまで来たようです。

 そして6月1日からは、おっかなびっくり沖縄離島観光が再開されます。

 後になって、コロナ騒動は大変だったけれど、「禍福は糾(あざな)える縄の如し」だったね、と言えたらいいですね。

 もちろん、油断して調子に乗ってはいけないわけですが。


 大手旅行業の代表は、「この時期にしっかりと危機管理体制を構築すれば、沖縄観光の質の向上にもつながる。そのためにも、行政と業界が一緒になって取り組まないといけない」と話す。(沖縄タイムス5/21)



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