2025年3月26日水曜日

宮古島トゥリバーの運河を眺めながら思うこと

 


 これは宮古島の海です。

 といっても、全然それらしくないのですが、宮古島の西側に広がる埋立地トゥリバーと宮古島の間にある水路?運河?なのです。




 石垣島の南ぬ浜も同じですが、埋立は何故か陸続きには行われず、陸から少しだけ離れた場所で行われます。
 何か技術的な理由があるのかも知れません。

 トゥリバーの場合、このような幅10mくらいの水路が囲うような形になっています。

 


 ここは間違いなく海ですが、入り組んだ形のため波立つこともなく、風すらもない日は、水面に雲を映す池のようです。




 ノッチが残っています。ノッチとは、珊瑚由来の柔らかな琉球石灰岩岩が侵食によってあたかもキノコのように削られたもの。

 ノッチがあるということは、海である証拠です。




 どこぞの清流かと思うほど穏やかで清らかですが、水の色は、コーラルブルーに近い色をしています。
 ここも宮古の海だと自己主張しているような。




 人工的な埋立地ですが、自然に溢れているかのようにも見えます。周りは何といっても宮古の海だし、広大な平坦地だし。

 埋立自体どうだったのかという問題は措くとして、現実に高いポテンシャルを秘めた広い土地があったのです。

 トゥリバーとは、のんびりしたといった意味の島言葉です。




 そして、トゥリバーの現在地と言える光景がこちら。ヒルトン宮古島リゾートです。300室を超える大規模ホテルですが、さらに続けて、同規模のホテルも建設中です。




 埋立地トゥリバーについて市は、「宮古島コースタルリゾートヒララ」と呼んでいます。ここをよく知っている人は、思わず吹き出しそうになるかも。

 市による「宮古島コースタルリゾートヒララ」の開発コンセプトは次のとおりです。


 生活環境
 ストレス社会からの脱却・高齢化社会の到来による自由時間の増大・人々の健康・美容・自然志向・心の豊かさやゆとりの追求

 立地特性
 一年を通じて温暖な気候・美しい海、珊瑚礁など魅力的な自然景観・マリンスポーツのメッカ・日本一の長寿社会


 これだけ見ても、ツッコミどころ満載なコンセプトです。
 温暖とは暖かいという意味ですが、夏の宮古島は「暖かい」で済みますか。
 沖縄が日本一の長寿県だったのは50年くらい前の話。今沖縄県民の平均寿命は、女性が全国16位、男性に至っては下から5番目の43位ですよ。
 


 コンセプトに沿って開発したというより、開発がしたくて無理矢理それっぽい言葉を並べたとしか思えないのですが、それは、捻くれた見方でしょうか。


(宮古島市HP)



 なんかもったいないと思いませんか。

 美しい海に囲まれた、高いポテンシャルを持つ土地なのに、ホテルとマリーナ建設という何処にでもあるような開発をしちゃって。

 埋立自体は、旧平良市が本家バブルの頃に始めたものです。莫大な資金が投入されたにも拘わらず企画倒れに終わり、その後、宮古島バブルのおかげで、何とか後始末の目処がついたとも評価できそうです。

 でも、あれから40年。当初の予定どおりホテルを誘致し、マリーナを建設する以外にもう少し考えはなかったのでしょうか。


 トゥリバーについて思うことはまだまだあるのですが、いずれまた。





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2025年3月22日土曜日

宮古・八重山島旅ガイド2025

 



 宮古島、石垣島、八重山諸島の旅の参考になりそうな記事を20本並べました。気になる項目をクリック(タップ)してみてください。


 まだ宮古・八重山に行ったことのない人も、島旅ベテランの人も必要な情報をすぐに引き出せるよう整理してあります。


 ここにまとめたのは、どういう視点で旅行プランを立てるか、島旅では何に注意したらいいのかといった、言わば島旅の総論です。

 どの島の何処に行くか、つまり各論については、当ブログでこれまで散々書いて来ましたので、過去記事から探し出してみてください。
 (スマホでお読みいただいている人は、過去記事を検索するには、最下欄の「ウェブバージョンを表示」をタップして、左欄の検索欄やツリーをご活用ください)。



<旅のスタイル>





<気候・天候>





 



<安全な海遊び>






<島内アクセス>


  ※ 交通機関のデータは2023年2月時点のものです。


<その他>









 ひとつ気をつけていただきたいのは、今後状況が変わるかも知れないという点です。

 古い記事もありますが、現時点で妥当する内容となっています。

 ただ、航空券が爆上がりしたとか、天気予報がほぼ当たるようになったとか、荒天時にも楽しめる施設が完成したとか、そんなこともないとは言えないので、顕著な変化があれば、当ブログが続く限りフォローしていくつもりです。



 以前にも書きましたが、島旅ガイドを書いてみようと思ったのは、ネット情報に対する不満からです。

 ネット情報が玉石混交なのは、もうやむを得ないものとして受け入れざるを得ないのかも知れませんが、それにしても、宮古・八重山に関するいい加減な情報が多すぎると思うのです。

 しかしながら、自分もネット情報を発信している立場として、「自分の情報は正確です。他の人の情報は間違っています。」とはいくらなんでも言えないので、その点ちょっと悩みでもあります。

 でもまあ、自分なりに伝えるべきと思ったことを書いたので、あとは読んでいただいた人の判断に任せたいと思います。
 当ブログの情報は信頼できる、と多くの人の思っていただけるようこれからも頑張ります。

 それでも、これだけは絶対に間違いなく真実だと思うのは、宮古・八重山は素晴らしい旅行先だということです。





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2025年3月18日火曜日

宮古・八重山島旅ガイド 島旅の醍醐味

 


 宮古島、石垣島、八重山諸島と聞いて、高級ホテルが建ち並ぶビーチリゾートを思い浮かべる人が結構多いそうです。
 最近は、そういう広告やステマ広告が多いですからね。


 でも自分に言わせれば、宮古・八重山は、失礼ながら、リゾートホテル「も」ある田舎です。
 そこに都会基準の癒しや刺激を求めても、なかなか難しい。

 田舎である島には、島ならではの楽しみ方があるのです。




 宮古・八重山の魅力はなんといっても海です。逆に、海以外の見るべき、遊ぶべきポイントがあまりありません。
 例外は、西表島の川と竹富島の伝統集落くらいしか思い浮かびません。

 ですから、眺めるにしろ、泳ぐにしろ、写真を撮るにしろ、SUPをするにしろ、ダイビングをするにしろ、海を満喫できれば、宮古・八重山旅は大成功ということになり、海で楽しめなければ、残念な旅でしたいうことになるのです。


 宮古・八重山には、文化財も、温泉もほとんどなく、グルメを探求したくてもここならではという名産品もあまりありませんが、そんなハンディキャップをはるかに上回る魅力が海なのです。

 海を楽しむことこそ、宮古・八重山旅の醍醐味であって、いかに海を楽しむかいう点を基準に旅の計画を立てるべきです。




 宮古・八重山の海にはいくつか特徴があります。

 一つは、何といってもその美しさです。コーラルブルーなどと言われる独特の海の色は、南国ならではのものです。

 これは、海の透明度とは関係ありません。美しさの秘密は砂です。

 サンゴ由来の白砂は、それ自体美しい砂浜を形成するだけでなく、海の底の白砂は、本来無色透明であるはずの海の水を、コーラルブルー、エメラルドグリーンと言われるような鮮やかな緑色に輝かせるのです。

 さらに、海中に発達した珊瑚礁は、熱帯のカラフルな魚たちを引き寄せます。

 宮古・八重山の海は、広大な珊瑚礁に囲まれ、そこから無尽蔵に供給される白砂は、絶景ビーチを形成するのです。




 二つ目は、アクセスのしやすさです。

 宮古・八重山では、西表島のジャングルなど少数の例外を除けば、絶景ビーチに車で簡単に行くことができます。狭い道を長時間走ることも、山道を歩くこともありません

 石垣島・宮古島では、空港でレンタカーを借りればほとんどの場所に30分以内で到着します。

 八重山の島ならば、港に着いてから自転車で、頑張れば歩いてでも行けるビーチがいくつもあるのです。


 その反面、17END(下地島)、渡口の浜(伊良部島)、砂山ビーチ(宮古島)、川平湾(石垣島)、コンドイ浜(竹富島)、西の浜(黒島)、イダの浜(西表島)など、各島を代表するような絶景ビーチには、ビーチサイドのリゾートホテルはないのです。

 ビーチサイドホテルは数あれど、宮古島の前浜にある老舗ホテルを除けば、もっと綺麗な海が別の場所にあったりするのです。




 あと一つは、自然である海と人工物が一体となった絶景があるということです。

 伊良部大橋のように美しい海に架かる橋だったり、下地島空港のように美しい海に隣接する滑走路だったり、島人の生活に欠かせないインフラが美しい海と共存しています。

 竹富島の東港とか、黒島の黒島港、波照間島の波照間港などでは、船から降りた瞬間、いきなり絶景がお出迎えしてくれるのです。




 その一方、海=自然相手なので、天候には勝てません。宮古・八重山では天気が悪いとほとんどやることがなくなってしまいます。

 このことは別記事で詳しく触れているので、そちらも読んでいただきたいのですが、ネットでググると雨の日の楽しみ方を解説するページや動画がゴマンと出てくるのです。


 でも、いくら盛ったところで、それらは晴れた海の代用品に過ぎません。沖縄旅行のベテランに聞くと、雨の日は昼寝をするとか、昼からビールを飲むなんていう達観している人達が多いのです。


 これも別記事で詳しく触れましたが、沖縄とは、冬を中心に年の半分は冴えない天気が続き、晴れる可能性の高い夏シーズンは、同時に台風シーズンでもあるという、結構面倒な場所なのです。

 だからこそ、最高に美しい海に巡り会えたらその虜になってしまい、再びそれを求めて何度でも島に通い続ける人が多いのだと思います。




 醍醐味とは、元は仏教用語で、最上で真実の教えのことですが、転じて、物事の本当のおもしろさ、深い味わさといった意味で使われます。


 オシャレなカフェも、人が並ぶそば屋も、オリジナルグッズを売る店も、ホテルのプールやジャグジーも、リラクゼーションの店も、あれば楽しいと思いますが、これらは都会にもありますよね。
 むしろ、都会の店の方がレベルが高かったりしませんか。

 でも、コーラルブルーの美しい海はここ以外には存在しません。オンリーワンなのです。
 オンリーワンを求めて行くのが、宮古・八重山の旅の醍醐味です。醍醐味を外して本末転倒になってしまうのは、もったいないと思います。
 

 あまり欲張らず、でも、海だけは欲張って島旅に出てください。万一天候に嫌われても、また次を目指しましょう。 





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